時系列でラフや絵が並ぶ楽しさ…手帳を使ってみて感じた「いいね」 | RBB TODAY
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時系列でラフや絵が並ぶ楽しさ…手帳を使ってみて感じた「いいね」

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NOLTY。履歴や“苦労”がパッと目に飛び込んでくる
  • NOLTY。履歴や“苦労”がパッと目に飛び込んでくる
  • NOLTY。絵は描きやすい
  • NOLTY
  • NOLTYによる調査
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  • NOLTYによる調査
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 「手帳の良さ」って何だろう? 年度末の3月、書店や文具店の手帳コーナーがにぎやかになるこの時期に、Googleカレンダーでスケジュールやタスクを管理している筆者が、あらためて手帳に触れてみた。

 InDesignやIllustratorで出版物をつくる仕事をしていると、テクスチャーやアイコンといった絵を描く際、「どうしよう…」と行き詰るときがある。外出先でも、いろいろなモノに目を配ろうと意識しているつもりだけど、「そういえばあの物体は……」と思い出してみると、記憶だけではなかなか描き出せないもの。

 今回、手帳を手にしながら仕事をしてみて、「あっ、いいな」と思ったのは、一週間の予定(左ページ)の対向ページにある、罫線つきノートの部分。一見、何の変哲もないノートだけど、例えば左ページの「打ち合わせ」や「プレゼン」のタイミングとリンクした、メモ書きが便利だった。

 手帳の「手書き」という、Googleカレンダーにはないアクションが、あらためて「いいな」と感じた。前出のアイコンやタイポグラフィーなど、目に付いた街の「表情」を、どんどん描いていく。絵を描くことで、ディティールが脳に伝わり、「そうなんだ!」という新しい発見もあったりする。

 編集の打ち合わせ時には、担当者と対話する中で、浮かんだレイアウトのラフを描いていくと、大事な要素も絵として記録できる。担当者に見せながら、「こんな感じですよね」と共有もできる。

 あらためて過去のスケジュールをめくってみると、時系列でラフや絵が並んでいる。「ああ、先週はこんなイメージを描いていたんだな」と振り返りつつ、ラフの進捗も確認できる。

 また、記入したスケジュールをドラッグアンドドロップで移動できるGoogleカレンダーは、重宝するが、手帳では、リスケした経緯が記されて、そこに「事情」や「苦労」が含まれたりもする。

 日本能率協会マネジメントセンターが、2013年10月に発表した資料によると、スケジュール管理のメインツールは「手帳」がトップで40.4%、「スマートフォン」は20.7%。年代別では、20代が手帳をメインツールとして使う人の割合が最も高く45.0%。2014年はスマートフォンやパソコンなどのデジタルツールと、手帳やカレンダーなどのアナログツールの“併用派”が急増、全体の5割を超え多数派になると予測しているという。

 いつでもどこでもスケジュールを一元管理できるGoogleカレンダーに、手帳の「描く作業」を加えることで、アタマの体操にもなると実感した。
《大野雅人》
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