フランスの企業SunPartner Technologies社は、「光」を使った充電/通信技術を組み込んだ「Wypsis」パネルを搭載するスマートフォンの試作機をMWC 2014に出展した。 「Wypsis」の基幹技術には2種類ある。「Wypsis Crystal」は太陽光充電モジュールを組み込んだ透明の極薄パネル。デバイスをスマートフォンやタブレットの液晶パネル内に組み込むことによって、スマートフォンを日中太陽光の下に置いておくことでバッテリーが充電できるようになる。出力は2.5mW/平方cmから5mW/平方センチで、インドア/アウトドアいずれの環境でも使用ができる。パネルの厚みは300μmまでの薄型化が完了しており、最大13.3型のサイズまで大型化ができる。 パネルの透明度は92%で、上下左右の視野角も確保し、モジュールを組み込むことによるパネルの画質への影響はないとしている。全方式のディスプレイとの互換性を確保しており、DC/DCブースターでデバイスに接続する。製品寿命は7年間。 もう一つの技術が光を使用する次世代無線通信規格「Li-Fi」に対応した「Wypsis Connect」だ。LED電球など信号機から発する光を使って、ネットワークデータ通信を実現する技術であり、今回SunPartnerが開発したパネルにも組み込まれている。同社の13.3型パネルまでこれに対応しているという。同社のブースではランプの下に試作のスマートフォンをかざして、PCから送られたメールをスマホで受信するデモなどが行われていた。 展示スタッフによれば、今後SunPartnerの技術を組み込んだスマートフォンはALCATEL ONETOUCHブランドをはじめ、数社の製品から商品化が予定されているという。
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