ビジネスリーダーを表彰 エイチ・アイ・エスの澤田氏とくまモンの小山氏 | RBB TODAY
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ビジネスリーダーを表彰 エイチ・アイ・エスの澤田氏とくまモンの小山氏

エンタープライズ その他
『シーバスリーガル18年ゴールドシグネチャー・アワード2014 Presented by GOETHE』授賞式
  • 『シーバスリーガル18年ゴールドシグネチャー・アワード2014 Presented by GOETHE』授賞式
  • エイチ・アイ・エス代表取締役会長、ハウステンボス代表取締役社長の澤田秀雄氏(向かって右)
  • 放送作家、脚本家の小山薫堂氏(向かって右)
  • 『シーバスリーガル18年ゴールドシグネチャー・アワード2014 Presented by GOETHE』授賞式トークショー
  • 『シーバスブラザーズ・ヤングアントレプレナー基金   2013 Supportedby GOETHE 』授賞式
  • NOSIGNERの代表、太刀川英輔氏
  • シーバスリーガル18年ゴールドシグネチャー
  • シーバスリーガル18年ゴールドシグネチャー
 2014年『シーバスリーガル18年ゴールドシグネチャー・アワード2014 Presented by GOETHE』が、エイチ・アイ・エス代表取締役会長、ハウステンボス代表取締役社長の澤田秀雄氏と放送作家、脚本家の小山薫堂氏に決定、17日に東京都内のホテルで授賞式を開催した。

 アワードは、ペルノ・リカール・ジャパンが展開するスコッチウイスキー「シーバスリーガル」と幻冬舎が発行する雑誌『GOETHE』が設立した。本業のビジネスの成果を通して社会に活力を与えると同時に、社会貢献にも寄与されたビジネスリーダーに贈られる。

 第4回を迎える2014年の受賞者は、一般投票部門に澤田氏、審査員選考部門に小山氏が決定した。

 一般投票は、シーバスリーガル公式Facebookページで、2013年12月9日~2014年1月7日の期間、「2013年に最も活躍したビジネスリーダーは?」というテーマで、会社の業績やイノベーティブなビジネスアイデア、社会貢献などを先行のポイントに投票を実施、澤田氏が最多票を獲得した。

 澤田氏が創業したエイチ・アイ・エスは2013年度の純利益が過去最高を記録、中国方面の旅客減や円安の影響で旅行事業は現役となったが、テーマパーク事業が好調だった。経営破綻したハウステンボスの社長に2010年に就任すると、2年後には開業以来初の黒字とした。東日本震災の復興支援や、海外ボランティアにも積極的。

 澤田氏は受賞にあたって「ハウステンボスでは再建に向けてオンリーワン、もしくはナンバーワンを目指している。例えば100万本のバラ、これはオンリーワン。そして1000万個のイルミネーション、これはナンバーワン。他のテーマパークではやれないことを努力してきた。僕の中では58点だが、徐々に良くなっている。日本の観光、世界の観光に貢献する会社を目指す」とコメント。

 いっぽう小山氏は、TV、ラジオ、映画業界でヒットを続け、老舗ホテルを再建するほか、2013年は「くまモン」を使った熊本県のPRキャンペーンが大ヒット。東日本大震災のときは被災者への応援メッセージを各地のTV、ラジオに提供する「kizuna311」を設立、放送作家としてだけではなく、新しい価値を創造する会社「オレンジ・アンド・パートナーズ」の代表を務め、東北芸術工科大学教授としても活動している。

 小山氏は、放送作家という仕事を「世の中の面白いものを探し出し、自分の中で咀嚼し、多くの人にわかりやすいように伝える仕事」だと考える。世の中に必要とされる情報や企画は何かを考え、今のような仕事に広がったという。「仕事をするときには、それは新しいか、自分にとって楽しいか、誰を幸せにするのか、どれか1つに当てはまる場合は一所懸命やろう、と。それをほめていただけるとうれしい」と喜ぶ。

 特別審査委員の作家・村上龍氏は、受賞者2人の共通点として、“自分がハッピーになったことは他の人もハッピーになる”という基本的な認識から出発して、“他の人の幸福に関与・寄与することで自分もハッピーになる”という構図を指摘する。そして「大震災の後、日本人は『つながり』や『ネットワーク』を大事にするようになった。他の人の幸福に関与・寄与することが自分の喜びにつながり、ビジネス的にもこれからのサバイバルの核になるのではないか」と語る。

 また同日は、優秀な若き起業家やプロフェッショナルを発掘・支援する『シーバスブラザーズ・ヤングアントレプレナー基金 2013 Supportedby GOETHE 』の授賞式も併せて開催された。こちらはNOSIGNERの代表、太刀川英輔氏が受賞した。

 基金は2012年に設立、2013年度が2回目。日本全国のイノベーティブなビジネスアイデアをもつ20~49歳のビジネスパーソンを対象に、1000万円を交付するため、2013年9月2日~11月8日の期間で募集した。デザインファーム「NOSIGNER」を率いる太刀川氏は、アート、コミュニケーション、空間、建築など、幅広い分野のデザインを通じて、よりよい社会を創るための活動を行なっていると評価された。
《高木啓》
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