ビニルアセテート関連事業の拡大を目指すクラレが、米デュポン社の同事業を買収 | RBB TODAY

ビニルアセテート関連事業の拡大を目指すクラレが、米デュポン社の同事業を買収

 クラレは米デュポン社との間で、同社が持つビニルアセテート(VA)関連事業を譲り受ける契約を締結した。買収金額は5億4,300万ドル及び当該事業に付随する在庫相当額。所管当局の正式な承認を経て、2014年前半の完了を目指す。

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クラレは米デュポン社との間で、同社が持つビニルアセテート(VA)関連事業を譲り受ける契約を締結した。買収金額は5億4,300万ドル及び当該事業に付随する在庫相当額。所管当局の正式な承認を経て、2014年前半の完了を目指す。

デュポン社のVA関連事業は、安全ガラスの中間膜として使用されるポリビニルブチラール(PVB)シートのほか、ビニルアセテートポリマー(VAM)、ポリビニルアルコール(PVA)樹脂など、建築や自動車など幅広い産業分野において使用される製品群を持ち、既に数々の実績を上げている。2012年12月期実績の年間売上高は5億ドル以上。アメリカ、ヨーロッパ、アジアに計6ヵ所の製造拠点があり、世界中に350社以上の顧客を有している。

買収するクラレも、世界に先駆けてPVの工業化に成功したVA関連事業のパイオニア企業。PVA樹脂、PVB樹脂・フィルムのほか、液晶ディスプレイや洗剤個包装などに使用される PVAフィルム、食品包装やガソリンタンクなどに使用されるEVOH(エチレン・ビニルアルコール共重合体)樹脂などを世界的に展開している。

今回の買収は、コア事業の一つであるVA関連事業の拡大戦略の一環として実施するもの。クラレはデュポン社のVA関連事業に携わる世界中の優秀な人材、高度な技術力と開発力、そして生産・販売網を手にすることで、今後のVA関連事業大きく成長・発展させることができると判断した。事業譲受完了期日の関係から、2014年3月期の連結業績に与える影響は発生しない見込み。
《薄井テルオ》

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