【ジェシー・アイゼンバーグ インタビュー】人気出てもブレない、個性派俳優の素顔 | RBB TODAY
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【ジェシー・アイゼンバーグ インタビュー】人気出てもブレない、個性派俳優の素顔

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 映画『ソーシャル・ネットワーク』('10)でFacebook創設者のマーク・ザッカーバーグを演じ、一躍ハリウッドトップスターへ仲間入りを果たした俳優、ジェシー・アイゼンバーグ。先月30歳の誕生日を迎えた彼だが、同世代俳優の中でもスクリーン上の存在は一際光る。

 最新主演作で、本日公開を迎えた映画『グランド・イリュージョン』は、トリック犯罪を仕掛ける“フォー・ホースメン”と呼ばれる4人のスーパーイリュージョニストグループと、彼らを追跡するFBIの痛快エンターテインメント大作。ジェシーが演じるのはグループのリーダーで、スゴ腕マジシャンのアトラス。「マジシャンと俳優は似ている」と役について説明する。

 「アトラスは、ステージ上で自分が作り上げたキャラクターを演じている。アトラスという役と、さらに彼が演じているキャラについて、二重に想像力を働かせるのは面白かったよ」。

 「ステージパフォーマーであるマジシャンは、ある意味俳優に似ているんだ。アトラスは自分にとても自信持っている。僕も舞台に立つことがあるけど、彼ほど自信たっぷりではない。気付いたのは、自信を持つかどうかというのは、自分で決められるということ。自信を持つように、自分で演出すればいいだけなんだ。アトラス役を演じることによって、この後に立った舞台では、以前より自信を持って演じることが出来たよ」。

 アカデミー賞にノミネートされている俳優から「自信がない」発言とは意外…!? しかし、実際そう話す本人は、スクリーンの中の存在感と比べると、少し拍子抜けするほど“普通”なのだ。そのギャップこそが彼の俳優としての凄さなのかもしれない。

 そして映画や舞台で俳優として活躍している傍ら、自ら脚本を書いたり、雑誌・新聞でコラムやエッセイを執筆したりと、才能をマルチに発揮している。これら全て「もとは同じ」と話す。

 「僕はジャーナリストじゃないから、自分と全く関係のないことについては書けない。どれも僕の心とつながっている題材について書いている。それはエッセイも脚本も同じ。スポーツとかカルチャーについては書けない。自分ありきで、ある意味ナルシスト的だね」。

 ちなみに、本作で共演するデイヴ・フランコ(俳優ジェームズ・フランコの弟)も自ら脚本を書く。撮影時には、互いの作品について話すこともあったそうで、「デイヴがバスケットボールをテーマとしたコメディビデオを作っていて、僕がバスケ好きだから、どの選手を使ったらいいかアドバイスしたんだ。デアンドレ・ジョーダンという7フィートの長身の選手。ふたりは全く正反対のタイプの人間だから、かなり面白かったよ!」というエピソードを教えてくれた。

 既述の『ソーシャル・ネットワーク』でジェシーはアカデミー賞主演男優賞にノミネートされ、多くの評論家たちがその年のベスト映画に選ぶほどの評価を得た。当然、キャリアへの影響は大きかったが、俳優として、軸はブレていない。そして、これからも彼は同じスタンスでマイペースに、活躍していくことだろう。

 「小さい頃は、ひどいCMとかミュージカルのオーディションを受けていたんだ。そして18歳の時、『Roger Dodger(原題)』という映画に出演し、小さなインディペンデントの作品だったけど、それからはいろいろと脚本が送られてくるようになった。やっと俳優として食べていける、という確信が持てるようになったのもこの頃だよ」。

 「それ以降は、ヒットした映画もあったし、ヒットしなかった映画もあった。でも『ソーシャル・ネットワーク』や『グランド・イリュージョン』のような人気作品に出演するとひとつ確かなのは、似たような映画の脚本が必ず送られてくるんだ。僕が出ればヒット作になるだろうと目論んでいるんだろうけどね。当然、それらはオリジナルほど面白くないし、そういう映画は避けるようにしているよ。だから、ヒット作に出演することで俳優生活は変わったけど、俳優としては変わっていないんだ」。

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