本当に使えるクラウドサービスとは何か?誰でもできるコスト削減!……大塚商会&クラウドワークスクエア(前編) | RBB TODAY
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本当に使えるクラウドサービスとは何か?誰でもできるコスト削減!……大塚商会&クラウドワークスクエア(前編)

エンタープライズ ソフトウェア・サービス
「使えるクラウド、できるコスト削減! 実践的な導入紹介」
  • 「使えるクラウド、できるコスト削減! 実践的な導入紹介」
  • セミナーの様子
  • ITコンサルタント 熊谷直樹氏
  • 大塚商会 営業本部の山口大樹氏
  • 個人で使うと便利なクラウドサービス。代表的なものは大きく「メールサービス」と「ファイル共有サービス」に分類できる
  • クラウドサービスとスマートデバイスを組み合わせて、どこでどのように使えばよいかということもポイント
  • これまでに起きたクラウドサービスのトラブルの事例
  • 情報管理とデバイス管理の視点からトラブルから会社を守る。情報管理面では、特に組織的管理措置」と「人的管理措置」が重要になるという
 大塚商会は9月19日、東京商工会議所ビルのクラウドワークスクエアにおいて、「使えるクラウド、できるコスト削減! 実践的な導入紹介」をテーマに、中小企業向けの情報セミナーを開催した。

 一口にクラウドといっても「実態はどういうものなのか分からない」という悩みも多い。そこで今回、同社は、クラウドソリューションの導入を検討している中小企業ユーザーを対象としたセミナーを開催した。講師は、作家でITコンサルタントの熊谷直樹氏と、大塚商会 営業本部の山口大樹氏。セミナーは2部制になっており、2人の掛け合いで進められた。

■個人レベルで広く浸透している便利なクラウドサービス

 第1部では「市況を考えた中小企業向けのクラウドとは何か?」という点を中心に、クラウドの概論から導入に向けての注意点などについて解説がなされた。IT化の進展によって、現在どんなユーザーでも多かれ少なかれクラウドサービスを利用している。スマートフォンやタブレット端末のような新しいスマートデバイスが登場し、サービスの普及に拍車をかけているからだ。

 まず熊谷氏は、個人で使うと便利なクラウドサービスについて紹介。メールサービスでは「Gmail」を知らない人はいないだろう。通信事業者で提供している「電話帳保管サービス」も便利なサービスの1つだ。クラウドに電話帳やメールアドレスを保管することで、デバイス側に何かあった場合でもすぐに復旧できる。またiCloudのような自動バックアップサービスも同様に、データを復旧するために有用なサービスといえる。

 一方、ファイル共有サービスも大変便利だ。「宅ふぁいる便」や「firestorage」などは、メールに添付するには大きすぎるファイルのやり取りに欠かせないサービスになっている。デジタルカメラで撮影した写真を保管する「写真お預かりサービス」もよく利用されているという。また、このところ巷で大きな話題になっているクラウドサービスといえば、SNSが挙げられるだろう。代表的なSNSには「Twitter」「Facebook」「Foursquare」「YouTube」「LinkedIn」などがある。ちなみに、「Foursquare」や「LinkedIn」はまだ日本ではあまりなじみがないかもしれないが、「LinkedIn」は時価総額でSalesforce.comを抜いたという報道もあり、米国で急成長しているサービスだ。

■スマートデバイスの使い分けとクラウドサービスで効率的な営業活動を

 クラウドサービスを利用するためのデバイスもバリエーションが増えてきた。今後のビジネスにおいて、クラウドサービスと組み合わせて、どこでどのように使えばよいかということも大きなポイントになる。大塚商会の山口氏は、ノートPC、iPad、iPhoneを携帯しており、それらを顧客の商談や利用シーンごとに使い分けているそうだ。

 「たとえば、ノートPCを使う場合は、深い商談をする場合に用います。お客様の情報をヒアリングしたり、きちんと理解したいときは、キーボードがついているデバイスが適しています。またプレゼンテーションはiPadで行なうこともありますが、やはりまだノートPCのほうが安定して利用できます。コアな商談ではなく、多くのお客様を訪問したい場合にはiPadを携帯します。大塚商会では大量の商材がありますから、すべての情報をカタログで持ち歩くことも難しい。そこでiPadの中に必要なものを入れておき、柔軟に対応しています。意外な商談に展開したときは、LTEで社内データベースに接続し、提案資料をダウンロードします。動画もサクサク動くので営業活動では役立っています」(山口氏)。

 実際に利用しているクラウドサービスについては、「営業活動などで利用しているものに、まず弊社のファイル共有サービス“どこでもキャビネット”があります。またクラウド上に提案書データベース“デジサインTab”があり、ここから提案資料を検索して表示できるようになっています。あとは電子会議システム“V-Cube”によって、遠隔地でも会議ができる仕組みがあります。個人ではDropbox、Gmail、Facebook、Twitter、Evernoteなど一般的なサービスを利用しています」(山口氏)とのことだ。
《井上猛雄》
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