大日本図書や三省堂などの教科書会社12社と日立ソリューションズは5日、国内初の次世代デジタル教科書の共通プラットフォーム開発に取り組むため、コンソーシアム「CoNETS(コネッツ)」を発足した。あわせてサイトを開設した。 デジタル教科書は、2005年に国内で初めて商品化されたが、各社の製品に互換性がなく、会社や教科書ごとに操作性が異なるものとなっていた。 「CoNETS」(Connecting to Next Education for Teachers and Students)は、教科や教科書会社によって異なっていたデジタル教科書の操作性を統一し、さまざまな端末で使用できるマルチプラットフォームを開発することで、「デジタル教科書のスタンダード」を目指す団体だ。 次世代デジタル教科書の共通プラットフォームについては、より多くの教科書会社に呼びかけ、同一システムでの配信・運用を可能にする予定で、2015年4月の小学校の教科書改訂時から製品リリースを開始。以降、中学校、高等学校の順で、製品をリリースする。