クラウド利用者、20~40代はすでに8割以上 | RBB TODAY

クラウド利用者、20~40代はすでに8割以上

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「クラウド」を用いたサービスを利用したことはありますか?
  • 「クラウド」を用いたサービスを利用したことはありますか?
  • クラウドを十分に活用できていると思いますか?
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 現在個人向けの「クラウド」サービスが急成長している。「パーソナルクラウド」「オンラインストレージ」などの名前を意識していなくても、いつの間にか日常的に使っているという人も多い。トレンド総研は20日、「クラウド」利用に関する意識・実態調査の結果を発表した。

■利用者8割超えで“1億総クラウド時代”に突入

 調査期間は7月3日~5日で、20~40代の有職者男女500名から回答を得た。まず、「現在所有しているデバイス(情報機器)」を聞くと、「ノートパソコン」(68%)、「デジタルカメラ」(55%)、「スマートフォン」(60%)などが上位になるとともに、デバイスを複数台(2台以上)持っているが83%にのぼることが明らかとなった。「クラウド」を用いたサービスの利用経験を聞くと、こちらも83%が「(利用経験が)ある」と回答し、8割を超えていた。具体的な利用内容としては「ウェブメール」が81%でトップ。「ファイル共有サービス」は33%、「パーソナルクラウド」は22%となっている。

 一方で、「クラウドを十分に活用できていると思いますか?」という質問に対して「そう思う」と答えた人は26%にとどまった。実際、日常のデータにまつわる悩みを聞いたところ、「端末を新しいものに買い替える際、データの移行を面倒に感じたことがある」76%のほか、「携帯電話、パソコンなどの端末を紛失して必要なデータが手元になくなったり、データを悪用されたりすることを不安に感じたことがある」66%、「撮影した写真を加工や印刷する際、パソコンに移行させたり、アプリを立ち上げたりするのを面倒に感じたことがある」61%、「端末に写真・音楽・動画などのデータをたくさん保存したことで、容量が気になった経験がある」60%といった回答が多く、クラウドで解決できるはずの問題が解決出来ていないのが現状のようだ。

■スマホ急拡大で明らかになった“3つの問題”

 商品ジャーナリスト・北村森氏は、「パーソナルクラウド」や「オンラインストレージ」の急拡大に、「スマートフォン」の普及があると指摘。デジカメ代わりに写真を撮影したり、動画データをダウンロードしたり、パソコンからのファイルを受信したりと、日々データ容量が増えていくためだ。そして、「このような背景から、データの扱いに関するさまざまな問題が生じている」として、スマホ急増による“3つの問題”をあげた。

 1つ目は、データの「行き止まり」問題。端末の買い替え時に、古い端末から新しい端末へのデータ移行がスムーズに行かなかった、面倒でそのまま放置してしまったなどの理由で、昔の端末にデータが入りっぱなし、という人は意外と多い。2つ目は、データの「行方不明」問題。データが多すぎて整理できていなかったり、どの端末・メモリにデータを保存したかを失念したりして、必要なデータを取り出せない、という事態に陥る可能性が増えた。3つ目は、データの「紛失」問題。特にスマートフォンは、紛失・破損の可能性も大きいため、端末にしか入っていないデータが二度と取り出せなくなってしまうリスクがあるからだ。

 そして、こうした問題を解決してくれる存在が「パーソナルクラウド」で、「パーソナルクラウド」にデータを保存する設定・習慣を取り入れることで、スムーズなデータの移行・整理や、紛失時のリスクヘッジが可能になると、その便利な活用を勧めている。

 「パーソナルクラウド」は、サービスごとに、機能や容量、価格に違いがあるので、自分の目的や使い方にあわせて選ぶこともできる。容量についても、自分がどれくらいのデータを扱う可能性があるかをあらかじめ見積もっておくとともに、途中からでも、オプションなどで大容量のものに切り替えられるサービスをセレクトするのがオススメだとしている。

■用途で選びたい「パーソナルクラウド」

 現在、様々な「パーソナルクラウド」サービスが提供されているが、その中から3社紹介する。

 NTTコミュニケーションズが提供する「マイポケット」は、月額315円で64GBの大容量クラウドが利用できるサービス。写真・動画・ドキュメントなど、さまざまなデータを安全に保管できる他、データの共有・公開機能により、友達や家族と写真を見せ合うことも可能。なお、相手が「マイポケット」ユーザーでなくても、2GBまでであれば、メールでファイルを共有することもできる。PC、スマートフォンやタブレットに対応しているが、特にスマートフォンについては、端末内の電話帳、撮影した写真や動画を自動でバックアップするアプリ(iOS、Android)も提供されている。7月30日からは、顔写真に分類用の名前を登録すると、アップロードのとき自動的に同じ顔の写真を識別・分類してくれる「顔認識サービス」も開始された。

 月額390円で人気アプリや最新コンテンツなどが使い放題となる「auスマートパス」では、50GBの大容量パーソナルクラウドサービスが、基本機能として提供されている。撮影した写真・動画は「au Cloud」アプリで自動保存が可能。Android端末では一度設定すれば、そのまま何もしなくても、すべて自動的に保存される。なお、保存した写真や動画は「Photo Album」アプリで閲覧可能。アルバムを作成して整理したり、友人と簡単に共有することもできる。

 海外発ながら、日本でも人気の高い「Evernote」。保存した情報は、専用のアプリからも、ブラウザからもアクセスでき、メモ帳感覚で整理できるため、「電子ノート」として気軽に使用することが可能。「Evernote」を使って記録した情報には、すべて自動的にインデックスがつけられ、全文検索ができる状態でインターネット上のサーバに保管される。また、保存した情報には、「タグ」もつけられるので、大量の情報を記録しても、必要な情報を簡単に取り出すことができる。
《冨岡晶》

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