夏のAndroidスマートフォン主要モデルのおすすめポイントをチェック | RBB TODAY

夏のAndroidスマートフォン主要モデルのおすすめポイントをチェック

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GALAXY S4(SC-04E)
  • GALAXY S4(SC-04E)
  • Xperia A(SO-04E)
  • AQUOS PHONE ZETA(SH-06E)
  • ARROWS NX(F-06E)
  • GALAXY S4のホームアプリ「TouchWiz」
  • Xperia Aのホームアプリ「Xperia」
  • AQUOS PHONE ZETAの「3ラインホーム」
  • ARROWS NXの「NX!ホーム」
 iPhoneと異なり、Androidスマートフォンは、複数のメーカーからたくさんのモデルが販売されている。しかし実際に比較してみると、カタログスペックでは似たようなモデルも多い。たとえばハイエンドモデルであれば、5インチのフルHDディスプレイ、クアッドコアプロセッサ、2500mAh前後のバッテリといったスペックのモデルがほとんどで、カタログスペックでは大きな差はなくなっている。

 そうなると、カタログスペックに表われない、そのモデルの個性に注目して選ぶ必要が出てくる。今回はドコモの夏モデルから主要なAndroidスマートフォンをピックアップし、それぞれのモデルの個性的なおすすめポイントを比較していく。

■サムスン電子 GALAXY S4(SC-04E)

 GALAXY S4は、サムスン電子のグローバルフラッグシップモデルのドコモ版。ドコモがXperia Aとともに「ツートップ」として推していて、条件によっては特別な割引を受けられるモデルである。

 5インチのフルHDディスプレイなど、基本性能の面では死角のないフルスペックとなっている。搭載プロセッサは今夏の他社モデルと同じAPQ8064Tだが、ほかのモデルが1.7GHzで駆動しているのに対して、GALAXY S4だけが1.9GHzで駆動させている。また、8mmという今夏のスマートフォンでは最薄となるスリムなデザインも特徴だ。

■ソニー Xperia A(SO-04E)

 Xperia Aは、「Xperia ZR」として発表したグローバルモデルのドコモ版。GALAXY S4と同様に、ドコモの「ツートップ」となっている。

 スペック面で見ると、ディスプレイが4.6インチなので、ほかのモデルと比較すると若干コンパクト。プロセッサは春モデルのXperia Zと同等のクアッドコアCPU『APQ8064』(1.5GHz)を搭載、ディスプレイ解像度もHDになっているなど、夏のハイエンドモデルに比べると少しだけ劣っているところも。その分、販売価格も安くなっていて、ハイエンドというよりはミドルクラスに近い位置づけとも言える。

■シャープ AQUOS PHONE ZETA(SH-06E)

 AQUOS PHONE ZETAは、シャープのフラッグシップモデルだ。こちらも防水やワンセグ、おサイフケータイといった日本仕様に対応している。

 ディスプレイは4.8インチのフルHDディスプレイ。若干サイズは小さめだが、IGZOという新方式の液晶を採用しているのが特長。IGZO液晶は、従来方式に比べると大幅に電力消費が少ないため、ほかのスマートフォンと比較すると電池の持ちが良く、長時間の利用が可能とうたわれている。

■富士通 ARROWS NX(F-06E)

 ARROWS NXは、富士通のフラッグシップモデルだ。5.2インチディスプレイは今夏のモデルでは最大となっている。

 富士通ならではの特長としては、背面に指紋認証センサを搭載し、指紋をロック解除などのパスワードの代わりに使えるようになっている。ちなみに他社のスマートフォンには指紋認証センサは搭載されていない。

 以上が各端末のハードウェア面での大まかなポイントだ。ソフトウェア面では、いずれのモデルも、OSにはAndroidを採用しているが、そのAndroid自体も、機種によって搭載バージョンが異なっている。

 ドコモの夏モデルは、基本的に最新バージョンのAndroid 4.2を搭載している。ただしXperia Aだけは、春モデルのXperia Zをベースにしているため、Android 4.1を採用していて、夏にはAndroid 4.2へのソフトウェアアップデートが行なわれるとアナウンスされている。バージョンが新しいほど、機能が増え、性能の最適化が進んでいる。その一方で、各メーカーの独自ソフトウェアも大きな違いになっている。ここからはそうしたメーカーごとソフトウェア面での違いを比較してみよう。

●メーカーオリジナルのホームアプリを比較

 Androidスマートフォンは、メインのホーム画面にあたるホームアプリを自由に変更することができる。どの機種もメーカー独自のホームアプリを搭載しているが、このホームアプリも、スマートフォンを比較するときのポイントとなっている。

 GALAXY S4は、「TouchWiz」というホームアプリを搭載している。TouchWizの操作性は、左右にページをスクロールさせるタイプの、Androidとしては一般的なタイプ。Androidスマートフォンに慣れていれば、違和感なく使えるはず。さらに「TouchWizかんたんモード」というホームアプリも標準搭載していて、そちらを選ぶことも可能。かんたんモードは、ホーム画面の構成がシンプルになり、個々のアイコンも大きく表示されるようになるので、「らくらくホン」のようなシニア向けケータイとして利用できる。ハイエンドモデルながら、こうした配慮がされているのはなかなかユニークだ。

 Xperia Aは、「Xperia」というホームアプリを搭載している。こちらの操作性もAndroidとしては一般的なものだが、ホームアプリだけでなく、ロック画面や電話帳アプリ、メディアプレイヤーアプリを、ドコモ標準のものからソニー独自のものに一括変更することができるようになっている。全体の操作性をソニー流に統一できるのが面白い。

 AQUOS PHONE ZETAは「3ラインホーム」という、ユニークな操作性のホームアプリを搭載している。Androidのホームアプリは、左右にページを切り替えるデザインのものが多いが、3ラインホームでは、縦スクロールを中心のデザインになっている。ほかのAndroidスマートフォンに慣れていると、3ラインホームには戸惑うこともあるが、指の動きとして縦スクロールの方が操作しやすいので、慣れると使いやすいホームアプリだ。

 ARROWS NXは、「NX!ホーム」というホームアプリを搭載している。NX!ホームの操作性も、Android標準のホームアプリとあまり変わらないが、特定のアプリの起動時にパスワードや指紋認証を求めるなどのセキュリティ機能を利用できる。ほかのホームアプリに比較すると、セキュリティ機能やプライバシー機能が充実しているのが特長だ。

●各メーカー独自のユーティリティ機能をピックアップ

 今回挙げた4機種はそれぞれ標準で手書きメモ機能やアプリを搭載している。このうちGALAXY S4ではGALAXYシリーズにプリインストールされている『Sメモ』があり、定番の機能となっているため、慣れている人も多いのではないだろうか。またXperia Aは『ノートアプリケーション』、AQUOS PHONE ZETAは『「書」メモ』、ARROWS NXは『キャプメモ』という名の機能やアプリで手書きメモを取ることが可能。線の太さや色の調整、マーカーの付け方などそれぞれが独自の操作系になっている。どれが優れているということはないが、慣れや好みによるところが大きいだろう。

 GALAXY S4は、マルチウィンドウ機能を搭載している。これは画面を半分ずつに分割し、2つのアプリを同時に表示できるというもの。5インチクラスの大画面を活かす便利な機能だが、大画面のハイエンドモデルでも搭載しているスマートフォンの少ない、レアな機能でもある。AQUOS PHONE ZETAもミニウィンドウ表示に対応するが、ミニウィンドウ側は動画・静止画再生のみなので、GALAXY S4ほど柔軟には利用できない。

 ARROWS NXは、富士通がフィーチャーフォン時代から培ってきた、高度なプライバシー保護機能を搭載している。たとえばプライバシーモードに切り替えると、プライバシー指定された連絡先からの着信が隠されるなど、配慮の行き届いた作りになっているのが特長だ。利用するには富士通製アプリ(無料)をダウンロードする必要があるが、完成度が高いので、プライバシーを重視する人にはおすすめだ。AQUOS PHONE ZETAも連絡先を隠すシークレットモードがあるが、ARROWS NXほど細かいシークレット機能は搭載されていない。

 GALAXY S4は、あとからカスタマイズしやすいという特長もある。GALAXYシリーズは世界的に大きなシェアを持っているので、機種依存の強いアプリはGALAXYシリーズに優先的に対応することが多く、ケースやカバーといった専用アクセサリも多数販売されている。専用アクセサリとしては、背面カバーを取り替えるタイプのフリップカバーなどが登場している。このように、アクセサリでスマートフォンを自分なりのカスタマイズして楽しみたいならば、GALAXY S4はおすすめのモデルだ。

 また、グローバル版のGALAXY S4は、Androidのリファレンスモデルに近い扱いになっていて、最新OSが登場したときに、優先的にアップデートが提供されることになっている。日本版は仕様が違うので、グローバル版と同じ扱いは受けられないが、しかし過去の例を見ると、国内でもGALAXYシリーズは、OSアップデートが長期間にわたって提供される傾向が強い。

 Xperia Aは、ソニーの製品やサービスとの相性が良いことが特長と言える。ほかの機種に比べると地味な特長かも知れないが、ソニーはBluetoothオーディオ機器などの周辺機器を大量にラインナップしているし、Music UnlimitedやPlayStation Mobile、Readerなど、さまざまなスマートフォン向けのサービスも提供している。それらの多くは、ほかのAndroidスマートフォンでも利用できるが、互換性の保証がされやすいというのは、ソニーXperiaシリーズならではのメリットだ。

●Androidスマートフォンはスペックだけでなく、個性も見て選ぼう

 ハイエンドクラスのAndroidスマートフォンは、5インチ前後のフルHDディスプレイとクアッドコアプロセッサなど、スペック面ではほぼ横並びになっている。そうなってくると、スペック以外の部分も見て選ぶ必要が出てくる。単純な数字の比較にはならないのが難しいところだが、今回のおすすめポイントを参考に、自分が使いたい機能、便利そうな機能を搭載したスマートフォンを選ぶようにしよう。
《RBB TODAY》

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