【インタビュー】画面が大きいだけじゃない!……アプリの可能性や利用スタイルを広げる2画面スマホ「MEDIAS W」 | RBB TODAY
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【インタビュー】画面が大きいだけじゃない!……アプリの可能性や利用スタイルを広げる2画面スマホ「MEDIAS W」

IT・デジタル スマートフォン
「MEDIAS W N-05E」
  • 「MEDIAS W N-05E」
  • NTTドコモ プロダクト部 第一商品企画担当 山崎仁史氏
  • ホーム画面とブラウザなど、別々の画面を立ち上げて操作することも可能
  • 「MEDIAS W N-05E」
  • 地図の表示などに便利。画面をまたいでのピンチイン アウトもスムーズ
  • 片方でアルバムのサムネイル、片方で拡大画像を表示することも可能
  • 山形に折り曲げた状態で動画を見ることも
  • 同じ画面を両側から見ることができる
 4月にNTTドコモから発売されたスマートフォン「MEDIAS W N-05E」(NECカシオモバイルコミュニケーションズ製)の最大の特徴は、折りたたみ式の2画面構成の本体にある。その特徴的な画面構成から話題を呼んでいる同端末だが、実際、どの程度便利になるのか、どんなことが可能になるのか。

 NTTドコモで、メーカーとともに「MEDIAS W」の開発に携わった山崎仁史氏(プロダクト部 第一商品企画担当)に話を聞いた。

――まず、なぜ2画面の端末を開発しようと思ったのでしょうか。そのあたりからお話いただけますか。

山崎氏:数年前から携帯電話やスマートフォンの大画面化というトレンドがありました。同じ本体ならば、画面は大きいほうが見やすいし使いやすい。基本的に画面が大きくて困る人は少ないと思います。しかし、画面を大きくするために本体もサイズアップしていくと、こちらは困る人が多くなますよね。ポケットに入らないとか出し入れが面倒になるとか。この問題を解決するために、折りたたみ式で2画面をフラットに展開する発想が生まれました。

――開発はいつごろから始めていたのですか。

 1年ほど前からです。昨年のMobile World Congressでプロトタイプを発表させていただいて、それからメーカーと共同で開発を進めていきました。私の部署は、企画部隊ですので、今までにないような製品を出したいという思いがありましたし、メーカーとしても、日本のフィーチャーフォンで培った「ヒンジ」など携帯電話の機構部分のノウハウを活せるということもあり、定期的に行っているメーカーとの議論の中で、アイデアを詰めていきました。

――開発から製品化までに苦労した部分などはありますか。

 やはり、新しいデザインや製品については反対や疑問はつきものでした。「本当に売れるの?」という声は正直なところ社内でもありました。しかし、新しいものというのはみな同じだと思います。新しい提案がニーズにマッチしたり、新しい使い方やスタイルが生まれきて、定着していくものだと思っています。

 ドコモとしても短期的な製品ではなく、中・長期的な製品モデルとして戦略を考えています。大画面で見たい、コンパクトなほうがいい、というニーズは携帯電話やスマートフォンでは基本的な部分として、どの時代の開発要件でも共通する長期的なものです。そのため、MEDIAS Wの戦略の最終的な目標は、新しいライフスタイルや利用スタイルに応じた形で一般のユーザーにも使ってもらうことです。最初は、ガジェッターやアーリーアダプタへのアプローチとなるかもしれませんが、そこで新しい使い方を実践してもらって、徐々に一般ユーザーにも広げたいと思っています。

《中尾真二》
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