『リンカーン』で歴史が動いた! 148年ぶりの奇跡 | RBB TODAY

『リンカーン』で歴史が動いた! 148年ぶりの奇跡

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『リンカーン』 -(C) 2012 TWENTIETH CENTURY FOX FILM CORPORATION and DREAMWORKS II DISTRIBUTION CO., LLC
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スティーヴン・スピルバーグ監督が、アメリカ史上“最も愛された大統領”エイブラハム・リンカーンの“世界を変えた28日間”を描く感動のドラマ『リンカーン』。4月19日(金)に迫った日本公開を前に、本作がきっかけで148年ぶりの歴史的転換があったことがわかった。

「偉大な指導者が求められる今こそ、この物語を知ってほしい」という願いを込めたスピルバーグ監督が、現代にも通じるリンカーンの“リーダーの資質”と、家庭人としてのヒューマンな葛藤に迫り、政治家として、また夫や父親としての“知られざる真実”の姿を描いた本作。「今、最も観るべき映画」として全米興行収入1億8,000万ドル突破のビッグヒットとなり、オバマ大統領や米上院議員も全員観賞するなど、“感動の輪”が世代や地位、そして人種を越えて世界中に広がっている。

また、この熱いドラマが起こした、ひとつの奇跡も大きな話題となっている。本作『リンカーン』の公開を発端に、アメリカ南部のミシシッピ州が、奴隷制度廃止をめぐって対立した南北戦争(1861~65)から、実に148年ぶりに奴隷制度廃止を正式に承認したのだ。

劇中でも描かれる1865年1月、連邦議会で奴隷制度廃止を規定した「米憲法修正13条」が可決された後、南部ジョージア州議会など4分の3の州議会が続々と承認し13条は成立した。しかし、20世紀に入っても承認しない州が残り、東部デラウェア州は1901年、南部ケンタッキー州は1976年に廃止を承認。1865年末に否決していたミシシッピ州議会では、130年後の1995年になってようやく、アメリカ最後の州として廃止を承認した。だが、担当部局が連邦機関への通告を怠ったため、なんと形式的には同州は未承認のままとなっていたのだ。つまり、法的にみれば、奴隷解放はまだ実現されていなかったことになるわけだ。

このミスに気づいたのは、本作を鑑賞したミシシッピ大学のランジャン・バトラー准教授。映画鑑賞後、各州の承認状況をチェックした際、同州で制度廃止が未承認となっているのを発見。ただちに同僚を通じて、州担当部局に連絡したという。州の担当部局は今年1月30日(現地時間)に連邦機関に通告し、2月7日、受理されたとの連絡が州側に届いた。バトラー准教授の同僚は米紙ロサンゼルス・タイムズに対し、「奴隷解放の歴史に強く関与しているのを実感している」とコメントを寄せている。

今回公開された特別映像「“リンカーン”の知られざる物語」で、スピルバーグ監督は「リンカーンは優秀な大統領だ。常に歩み寄る姿勢を忘れなかった。民衆の声に耳を傾ける指導者だからこそ改革を成し遂げられた」と語る。だが、奴隷解放宣言がリンカーンの偉業と思われがちだが、劇中で描かれた「憲法修正こそが、歴史的に重要なんだ。奴隷を永久に解放したんだからね」と、彼の功績を改めて称える。

歴史をも動かした本作は、いま、世界中の賞賛を集めている。特別映像で語られるリンカーンの足跡を見て、その理由をひも解いてみてはいかがだろう。

『リンカーン』は4月19日(金)よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開。


(C) 2012 TWENTIETH CENTURY FOX FILM CORPORATION and DREAMWORKS II DISTRIBUTION CO., LLC

『リンカーン』で歴史が動いた! 148年ぶりの奇跡をひも解く特別映像が公開に

《text:cinemacafe.net》

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