SoftEtherProjectは8日、VPN環境を構築できるフリーウェア「SoftEtherVPN1.0」を公開した。ソフトイーサ社の製品「PacketiXVPN4.0」に相当する。 「SoftEtherProject」は、ソフトイーサ社の代表取締役である登大遊(のぼりだいゆう)氏らが、「UT-VPNオープンソースプロジェクト」の後継プロジェクト。UT-VPNはソフトイーサ社が2004年から開発し、2005年から販売しているVPNソフトウェア製品「PacketiXVPN2.0/3.0」をベースに研究・開発されていた。「UT-VPNプロジェクト」は「SoftEtherProject」に移行する。 「SoftEtherVPN」は、複数VPNプロトコル対応のVPNソフトウェア。Windows,Linux,Mac,FreeBSDおよびSolarisで動作し、簡単にSSL-VPNを構築できる。フリーウェア「SoftEtherVPN1.0」は、DoS保護の仕組みや、RADIUS/NTドメインのユーザー認証などいくつかの機能が実装されていないが、その他の機能はすべて利用可能となっている。「SoftEtherVPN1.0」は2013年中頃にオープンソース化(GPLライセンス)される予定。 SoftEtherVPN1.0は現在日本語、英語、中国語の3カ国語版がダウンロード可能。Webサイト「SoftEther.org」は現在英語版のみだが、今後日本語版のWebサイトも提供予定。SoftEther.org-SoftEther.orghttp://www.softether.org/