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第16回文化庁メディア芸術祭 受賞作品が発表

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アニメーション部門 大賞『火要鎮』 大友 克洋 SHORT PEACE COMMITTEE
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12月13日、第16回文化庁メディア芸術祭の各受賞作品が発表された。例年アート、エンターテインメント、アニメーション、マンガの4部門で審査が行われている。
今回アニメーション部門では長編の『AKIRA』や『スチームボーイ』などでも知られる大友克洋監督の『火要慎』が大賞を受賞した。この『火要慎』は短編で、今年開催された自身の「GENGA展」やアヌシーや広島といった国際アニメーションフェスティバルでも上映されている。

短編アニメーションにフォーカスしてみると、優秀賞に『グレートラビット』(和田淳)、新人賞に『布団』(水尻自子)と『Oh Willy...』(Emma De SWAEF/Marc James ROELS)が選ばれている。いずれも今年、ビッグタイトルを獲得している作品だ。
『グレートラビット』はベルリン国際映画祭で銀熊賞、『布団』は広島国際アニメーションフェスティバルで木下蓮三賞、『Oh Willy...』はザグレブ国際アニメーションフェスティバルでグランプリなどとなっている。なお『グレートラビット』の和田さんは、『わからないブタ』でも第14回に優秀賞を受賞しており2度目となった。

このほか審査委員会推薦作品では『九十九』(森田修平)や『ニュ~東京音頭』(上保美咲)などが見られる。『九十九』は『火要慎』と同じくサンライズのショートピースプロジェクトとして制作された作品で、今後発表になる作品を含めて劇場上映が予定されている。また『ニュ~東京音頭』は、第18回学生CGコンテストにおいて最優秀賞に当たる「Campus Genius Award GOLD」を獲得している。

一方、アート部門やエンターテインメント部門の映像作品に、短編にも当てはまるものが見られる。アート部門では審査委員会推薦作品の『開かれた遊び、忘れる眼』(ALIMO)や『まえだかるた』(前田結歌)など、エンターテインメント部門では新人賞の『ハイスイノナサ「地下鉄の動態」』(大西景太)、審査委員会推薦作品の『新しい生物』(ユーフラテス)、『石橋英子「imitation of life」』(TAKCOM)、『巨神兵東京に現わる』(庵野秀明/樋口真嗣)、『迷牛ハナコはどこ?』(HORSTON)、『EXILE "BOW&ARROWS"』(水崎淳平)などが見られる。

このように今回も該当作品が見られたが、短編のアニメーション作品でもミュージックビデオやショートアニメなど、特に商用で制作されたものはエンターテインメント部門に出品される率が高い。来年2月の作品展ではそちらも合わせてチェックしてみたい。
[真狩祐志]

文化庁メディア芸術祭
http://j-mediaarts.jp/

アニメーション部門受賞作品(短編)

大賞
『火要慎』 大友克洋

優秀賞
『グレートラビット』 和田淳

新人賞
『布団』 水尻自子
『Oh Willy...』 Emma De SWAEF/Marc James ROELS

審査委員会推薦作品(短編)

『感傷の沈殿』鈴木沙織
『くつした』加藤郁夫
『櫻本箒製作所』告畑綾
『就活狂想曲』吉田まほ
『九十九』森田修平
『ニュ~東京音頭』上保美咲
『ハーバーテイル』伊藤有壱
『ぼくもくま』合田経郎
『まつすぐな道でさみしい』岡本将徳
『夕化粧』胡嫄嫄
『ヨナルレ Moment to Moment』中田彩郁/サキタニユウキ
『awaiting』キム・ハケン
『crazy for it』久保雄太郎
『Grain Coupon』CHEN Xi
『KiyaKiya』近藤聡乃
『Love Games』JOUNG Yumi
『NO RAIN NO RAINBOW』坂井治
『Nyosha』Liran KAPEL/Yael DEKEL
『The Sardine Tin』Louise-Marie COLON
『108 prayer beads』LI Han Han

短編アニメーションにはベルリン、広島で受賞の話題作も 第16回文化庁メディア芸術祭 

《animeanime》
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