IBM、クイズ番組対戦用コンピュータ「Watson」を医学教育分野に活用 | RBB TODAY

IBM、クイズ番組対戦用コンピュータ「Watson」を医学教育分野に活用

 米Cleveland Clinic(クリーブランド・クリニック)とIBMは、医学教育分野における「Watson」(ワトソン)の活用について協力することを発表した。

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IBM「Watson」サイト
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 米Cleveland Clinic(クリーブランド・クリニック)とIBMは、医学教育分野における「Watson」(ワトソン)の活用について協力することを発表した。

 「Watson」は、アメリカの人気クイズTV番組「ジョパーディ!」(Jeopardy!)において人間と対戦するため、IBMが開発したコンピュータ・システム。膨大な知識データベースと人工知能をベースに質疑応答を行うシステムとなっている。IBMの研究チームと、クリーブランド・クリニックの医師、職員、医学生が、Watsonの質問応答能力を医療分野に適合させることに取り組む。

 Watsonは、これまでも医療分野の知識を蓄積しており、Watsonの技術を利用することで、医学生が最新情報を探索し、さまざまな仮説の提示と検討を行い、可能性のある解答、診断、治療の選択肢を裏付ける重要なエビデンスを見出すプロセスを学ぶのに役立つと見られている。

 また医学生は、Watsonが示すエビデンスを判断し、解答を分析することにより、医療分野におけるWatsonの言語解析能力と医療分野の解析能力を向上させていくとのこと。

 IBMフェローでありWatsonプロジェクトのリーダーであるデビッド・フェルッチ博士は「医療の現場では、症例シナリオの作成は最も関連のある知識を速やかに見出して適用する人間の能力に頼っています。そして、可能性のある診断と治療選択肢の裏付けになるエビデンスを特定するには、医学文献から多段階の因果関係を見出して評価する必要があります」とのコメントを寄せている。
《冨岡晶》

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