米アップルは現地時間29日、ハードウェア、ソフトウェア、サービスチームの間で、これまで以上に協力関係を推進することを目的にエグゼクティブマネジメントの変更を発表した。 現上席副社長(Senior Vice President)である、ジョナサン・アイブ(Jonathan Ive)氏、ボブ・マンスフィールド(Bob Mansfield)氏、エディー・キュー(Eddy Cue)氏、クレイグ・フェデリギ(Criag Federighi)氏が、それぞれの担当分野を増やす。 ジョナサン・アイブ氏は、現在のインダストリアル・デザインのリーダーという役割に加え、全社的なヒューマンインターフェイス(HI)を統括する。 ボブ・マンスフィールド氏は、新グループ「テクノロジー」のリーダーとなる。このグループはAppleの全社のワイヤレスチームを1つの組織にまとめたもので、この分野における技術革新をこれまで以上に高いレベルで育成するのが狙いとのこと。半導体チームもこの組織に含まれる。 エディー・キュー氏は、新たにSiriとMapsも担当し、すべてのオンラインサービスを1つのグループに統括する。また、クレイグ・フェデリギ氏は、iOSとOS Xの両方のリーダーとなる。 なおスコット・フォーストール氏とジョン・ブロウェット氏がAppleを離れることもあわせて発表された。スコット・フォーストール氏は、来年までティム・クックCEOのアドバイザーとなる。