「Mini Flame」は極めて特化した攻撃、一般ユーザへの影響はほとんどない | RBB TODAY
※本サイトはアフィリエイト広告を利用しています

「Mini Flame」は極めて特化した攻撃、一般ユーザへの影響はほとんどない

エンタープライズ セキュリティ
トレンドマイクロ株式会社は10月19日、「Mini Flame」が情報収集機能を備えた最新ツールとして現在の脅威状況に出現したが、「PlugX」や「PoisonIvy」といった他の不正ツールと大きな違いがないことが綿密な解析結果から判明したとブログで発表した。同社のセキュリティ対策ソフトでは「BKDR_FLAMER.SMA」として検出されるMini Flameは、情報収集機能を備えた不正プログラムである「Flame」と類似していることから名付けられた。Flameは、悪名高い「STUXNET」と関連しているため話題となっている。

解析の結果、「BKDR_FLAMER.SMA」は、バックドア機能を備える他の不正プログラムと同様に特定のサーバに接続し、不正リモートユーザと通信する。特にファイルのダウンロードやアップロード、プロセスの追加、そしてスリープコマンドの起動を含む不正なコマンドの実行といった機能を備えている。しかし、これらの機能は以前から報告されているPlugXおよびその前身であるPoisonIvy と大きな違いはない。同社では、Mini Flameは深刻なセキュリティ被害を及ぼす可能性があるものの、極めて特化した攻撃であるため、一般のユーザへの影響はほとんどないとしている。

「Mini Flame」は極めて特化した攻撃、一般ユーザへの影響はほとんどない(トレンドマイクロ)

《吉澤亨史@ScanNetSecurity》
【注目の記事】[PR]

関連ニュース

特集

page top