情報を抜き取るスマホアプリに注意……8月のウイルス・不正アクセス状況[IPA] | RBB TODAY
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情報を抜き取るスマホアプリに注意……8月のウイルス・不正アクセス状況[IPA]

ブロードバンド セキュリティ
8月のウイルス検出数とウイルス届出件数
  • 8月のウイルス検出数とウイルス届出件数
  • 不正プログラムの検知件数
  • 不正なアプリが情報を流出させるイメージ
  • 不正なアプリの画面例
 情報処理推進機構(IPA)は3日、2012年8月のコンピュータウイルス・不正アクセスの届出状況、および「今月の呼びかけ」を取りまとめた文書を公開した。

 それによると、8月のウイルスの検出数は2万4189個で、7月の2万5487個から5.1%の減少となった。届出件数は961件で、7月の877件から9.6%の増加となった。検出数1位はW32/MyDoomで15,441個 、2位がW32/Netskyで5,888個、3位がW32/Mytobで966個となった。8月の不正プログラムの検出数は、2万1437個と、7月の10万0367個から78.6%の減少となった。

 不正アクセス届出は9件であり、そのすべてで被害が発生した。8月のウイルス・不正アクセス関連相談総件数は980件。そのうち「ワンクリック請求」に関連する相談が255件(7月:216件)、「偽セキュリティソフト」に関連する相談が41件(7月:23件)、「Winny」に関連する相談が9件(7月:4件)などとなった。

 またIPAでは今月の呼びかけ「情報を抜き取るスマートフォンアプリに注意!~スマートフォンの中の個人情報が狙われています~」として、攻撃者が不正なアプリを利用者のスマートフォンへインストールさせるまでの手口、解析結果をもとにした不正アプリの動作などを解説いている。不正アプリは「メールから不正なアプリのダウンロードを誘導する手口」「SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)を悪用する手口」の2つがあり、実際にはなんの機能もないのに、便利ツールやゲームを騙ってインストールさせるという。そのうえで、電話帳の内容を窃取したり、個人情報を抜き取ったりするとのこと。対策としては「信頼できる場所からアプリをインストールする」「インストールする前に、アクセス許可を確認する」「セキュリティソフトを導入する」といったものが紹介されている。
《冨岡晶》
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