Mozilla、Firefox OS搭載の端末を2013年初頭に発売
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OWDはMozillaのオープンモバイルOS「Boot to Gecko(B2G)」をベースにしたモバイル向けプラットフォームとして登場した。完全なオープンソースとなっており、HTML 5ベースであるのが特徴。既存のモバイル向けプラットフォームは、利用できるアプリがネイティブアプリだけだが、Firefox OSではHTML 5アプリが使えるクロスプラットフォームとなる。
2月の発表時点ではスペインの大手キャリアTelefonicaと協力し、年内に搭載端末を発表するとしていた。それよりやや遅れているものの、計画は概ね順調に進んでいるとみられる。今回の発表では、Sprint、Telecom Italiaなど賛同している通信キャリアも多数発表された。端末は中国のTCL Communication TechnologyとZTEが製造する。
発売する端末の詳細は不明だが、オープンソース化の恩恵で低価格化が可能になる。Mozillaでは「エントリー向けのスマートフォンに適したプラットフォームであり、不要なミドルウエア層が介在しないためローエンドのスマートフォンから幅広い価格帯で展開できる」としている。欧米や日本で飽和状態となりつつあるスマートフォン市場では、インドを始めとする発展途上の市場がきわめて重要視されているが、Firefox OSはそうした市場と相性がいいといえる。