【PR】ITの常識を変えるスマーター・コンピューティングを実現……IBM「PureSystems」 | RBB TODAY
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【PR】ITの常識を変えるスマーター・コンピューティングを実現……IBM「PureSystems」

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IBM 基調講演の様子
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 「Interop Tokyo 2012」最終日の15日、IBMは「新たなコンピューティング時代の幕開け ~ITの常識と経済性を根底から変える IBM PureSystems の全貌~」と題した基調講演をおこなった。

■スマーター・コンピューティングへのシフトが必要

 登壇したのは、IBMコーポレーション システムズ&テクノロジー・グループ システムズ・チーフ・エンジニアで、IBMフェローのグルラジ・ラオ氏。ラオ氏は冒頭で、新しいコンピューティングの世界が始まっており、新時代に成功を収めるには機能を中心としたモデルからスマーター・コンピューティングにシフトする必要があるとした。

 生活全体にITが普及し、ITシステムに対する依存度が高まるにつれて、ビジネス環境の変化や複雑化にITを対応させることは、運用に相当なスキルや時間が求められ、現行のコンピューティングモデルにとって大きな負担になっている。ラオ氏は、「IT予算の70%が、既存インフラの運用・保守にとられているため、新しい価値を作り出すことが出来ていない。実に25%のITプロジェクトが予算超過やスケジュールの遅延を起こしている」と指摘、しかしその一方、ITに対する新たな需要・チャンスもあると述べた。実際に、犯罪率の高さや交通渋滞等の問題が懸念されている都市から、ITでこうした問題を解決してほしい、といった依頼も入ってきたそうだ。

 同氏は、こうした新たなチャンスを活かすために重要なこととして、ビックデータから価値を生み出していくこと、ITのサービスデリバリーの効率性を、仮想化やプロビジョニング等を用いて向上させること、最適化されたシステムを使ってコスト削減と複雑化へ対応すること、を挙げ、「これが正にスマーター・コンピューティングである」とし、その上で、今回紹介する「IBM PureSystems」はこれまでと全く異なる新しい商品である、と強調した。

■スマーター・コンピューティングを実現する「IBM PureSystems」

 「IBM PureSystems」は、iPadのような、アプリが前もってインストールされ、設定も自動で行われる、子供もお年寄りも使うことができる仕組み、これをエンタープライズアプリケーションの環境でできないかというコンセプトで開発された。すでに、インフラ・システムである「IBM PureFlex System」と、アプリケーション・システムである「IBM PureApplication System」が市場に投入されている。同システムでは、セキュリティ、サーバ、ネットワーク、ストレージ、さらにOSやファームウェア、仮想化まですべてがビルトインされ、クラウドベースのテクノロジーも統合可能で、仮想環境も物理環境も同時に一つのコンソールで管理できる。このことで、「パフォーマンスは桁違いに改善した」という。

 具体的には、OSやハイパーバイザーのインストールが必要なく、出荷段階で最適化されているため、スタートアップの時間を70%短縮可能で、管理も簡素化できて継続的なメンテナンスにかかるコストも抑えることができる。さらに、必要なリソースがビルトインされており、仮想化と自動化を組み合わせることによって、「プライベートクラウドの環境を4回のクリックで迅速に実装できる」といい、こうしたクラウドマネジメントを、複数のハイパーバイザー、プロセッサ、ネットワーク環境で柔軟に行うことが可能だ。IBMがおこなった試験によると、これまで数週間かかる作業であったサーバのデプロイメントやポジショニングについても、数分に短縮できたとのこと。

 インフラシステムについては、いかに専門知識を活用できるかということで、車にシステムを搭載して、一番最適な駐車場へ自動で駐車したり、雪の日など特殊状況下での正しいブレーキングを車が理解しておこなったりといった事例を挙げ、専門知識をシステムの中に入れて、コンシューマーが簡単に使えるようにすることが、「PureSystems」の目指すところとした。IBMではこうした事例を何千も導入・展開しており、システム設計段階から統合をおこなっている。

 アプリケーションシステムについては、1つのプラットフォームとして、アプリケーション管理もでき、アップグレードやパッチをあてることもできる、完全に統合されたアプリケーション環境を4時間以内に実装できるとしたが、それには“パターン”が重要という。パターンは、言い換えればベストプラクティス。アプリケーションの要素をどういったかたちで接続すべきか、どうやってあらかじめ定義し、チューニング、モニタリング、セキュリティというものを提供していくのか、といったことを考え、分析し、これまではマニュアルで行われてきた。これを保存し、次回以降はその型にあてはめて実行する、これがパターンである。このパターンについて同氏は、「IBMのみならず、何百もの協力関係にあるビジネス・パートナー様、ISV様、そしてお客様の専門知識を保存することで見つけることができる」とした。

 同氏は、ストレージの重要性についても言及。ビッグデータの活用には効果的なストレージの活用が不可欠で、タスクに合わせてきっちりチューニングしていくことがコスト削減にもつながるとした。そのためには、データの効率的管理や自律的最適化による複雑性の解消、クラウドストレージの確保が必要とのこと。「PureSystems」では、効率性を高めるためのデータ圧縮や、自動化のペース向上、プロビジョニングの提供、自律的なチューニングなど様々な機能があり、「仮想化されたストレージを新しいステージへ引き上げる可能性がある」と自信をみせる。

 ネットワークの部分については、バーチャルマシンの密度が高まることで、バーチャルマシン間のトラフィック速度が問題になるほか、多くの機器がインフラに入ってくることで、スイッチ管理の方法も問題になるとコメント。そして「『PureSystems』はこういった問題に完璧に対応し、効率の改善、デリバリーにかかる時間短縮を実現する」とした。

 ラオ氏は最後に、「IBMはこれまで業界において様々なイノベーションを起こしてきた。そして現在も年間60億の研究開発投資を継続し、全世界で25万人の研究者を雇用している。ビジネスパートナーも多い。特に、基本的な分野でのIT環境を改善しようというところで投資をおこなっており、その例がワトソンシステムや、今回のPureSystemsだ。我々は今後も多くの機能、たとえばソフトウェアデファインドネットワーキング、SDNといったものも統合していきたいと考えています」と話し、講演を締めくくった。

★講演資料公開中★
※「Interop Tokyo 2012」IBMセッション資料ダウンロード
《白石 雄太》
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