KDDIは6日、中国・香港・台湾を含む、いわゆる「グレーターチャイナ」市場において、データセンター事業を強化することを発表した。 総額約110億円を投資し、大手企業が集積する北京経済技術開発区に、TELEHOUSEグローバルスタンダードに準拠した高品質なデータセンター「TELEHOUSE」を新たに建設する。総床面積約25,000平方メートルのキャリアニュートラルな大規模データセンターで、データセンターの開設にあたっては、北京で競争力の高いインターネットおよびデータセンター事業を展開する北京光環新網科技股分有限公司 (SINNET社) と合弁会社「北京亜太中立信息技術有限公司」(テレハウス北京BDA)を設立し、事業運営を行う。 さらに香港では、2011年に開設した「TELEHOUSE HONG KONG CCC」を約2.4倍の約20,000平方メートルに増床する。いずれも2012年12月よりサービス提供を開始する予定。 KDDIは、グレーターチャイナ市場において、北京、上海、香港の3都市に計4か所のデータセンターを展開しており、今回の事業拡張により計5か所、総延床面積約67,000平方メートルの規模となる。