独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は4月3日、企業向け会計ソフトウェアである「Intuit QuickBooks」のヘルプシステムに複数の脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。現時点では、対策方法は公開されていない。「Intuit QuickBooks」のヘルプシステムには、情報漏えいとヒープメモリ破損の脆弱性が存在する。この問題が悪用されると、ユーザが悪意あるHTMLページを読み込むことで、ZIP書庫内のファイルを取得されたり、任意のコードを実行される可能性がある。JVNでは回避策として、ヘルプシステムの機能を無効にすることで本脆弱性の影響を軽減することができるとしている。