【地震】福島第一原子力発電所の状況(2月9日午後3時現在) | RBB TODAY
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【地震】福島第一原子力発電所の状況(2月9日午後3時現在)

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免震重要棟裏より1号機原子炉建屋を臨む(1月9日撮影)
  • 免震重要棟裏より1号機原子炉建屋を臨む(1月9日撮影)
  • 1号機原子炉建屋外観~免震重要棟南側から撮影~
 東京電力が2月9日午後3時現在として発表した福島第一原子力発電所の状況は以下の通り。

※2月9日午前7時10分頃、協力企業作業員が1号機スクリーンのシルトフェンスの片端が外れていることを確認。当該のシルトフェンスは1号機のスクリーンに二重で設置されており、片端が外れていたのは内側のシルトフェンスであり、その後、午前10時30分に外れた箇所の再取り付け作業は完了。なお、スクリーンのシルトフェンスの外側、内側については毎日定例でサンプリングを実施しており、シルトフェンスの再取り付け前に行った本日2月9日に採取した試料について、サンプリングの分析結果では有意な変動はない。

※6号機残留熱除去系の定期点検に伴い2月9日午前10時14分、6号機残留熱除去系を停止。同日午後2時2分、残留熱除去系を再起動し、原子炉の冷却を再開。本停止に伴い、原子炉水温は27.5度から30.6度へ一時的に上昇するも、原子炉水温度上昇の観点からは問題無し。

※2月9日午前10時21分から午後0時35分にかけて、窒素封入の信頼性向上のため、2号機原子炉格納容器側の窒素封入ラインへの流量計追設作業を行っており、この間、同作業に伴い、一時的に窒素封入を停止するも、2号機のパラメータに有意な変動は無し。原子炉施設保安規定第12章「中期的安全確保の考え方」に基づく設備の管理においては、「運転上の制限」や「運転上の制限を満足しない場合に要求される措置」等が定められており、運転上の制限を満足していない場合には、要求される措置に基づき対応することになっている。今回の場合は、保全作業の実施のため計画的に運転上の制限外に移行(2月9日午前10時21分から2月9日午後0時35分)して、2号機原子炉格納容器側の窒素封入を停止している。

※前回のお知らせ(2月3日午後3時現在)から新たに確認された凍結が原因と思われる水漏れは以下の通り。

 4号機使用済み燃料プール代替冷却系の二次冷却系エアフィンクーラー(2月9日午後2時30分頃発見)。ろ過水は約1秒に1滴。

※2月2日以降、原子炉圧力容器底部の温度上昇の傾向が大きくなった2号機について、現在は約66.8度(2月9日午前11時時点)である。引き続き、傾向監視を行う。
《RBB TODAY》
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