東京電力は28日、保有するKDDIの普通株式の全株式35万7541株を29日に売却することを明らかにした。経営の合理化と福島第一原発事故の補償金捻出が目的。KDDIはこれにともない、自己株式を市場外取引を通じ東京電力から買い取ることも併せて発表した。 自社株買い取りのための購入資金は、海外でユーロ円建の取得条項付転換社債型新株予約権付社債（CB）発行で調達する。自社株買いの上限は45万株、2500億円の設定で行う予定。 東京電力は、2007年に光ファイバー事業をKDDIに売却した際に、現金ではなくKDDIから株式の割り当てを受け、全株式の7.97％を保有する3位株主だった。
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