スマートフォンでも本格カーナビの機能を……ドコモ「ドライブネット」とカロッツェリア「ナビクレイドル」 | RBB TODAY

スマートフォンでも本格カーナビの機能を……ドコモ「ドライブネット」とカロッツェリア「ナビクレイドル」

ブロードバンド テクノロジー

ドライブネットのメニュー画面。4つのアイコンは任意のものに切り替え可能。
  • ドライブネットのメニュー画面。4つのアイコンは任意のものに切り替え可能。
  • パイオニア販売 マーケティング部の根井靖雄氏
  • 各種設定メニュー
  • 周辺施設検索
  • 周辺施設検索
  • オレンジの点線はプローブによる交通情報だ
  • 実線の赤線はVICSによる交通情報。もちろん、ドライブネットアプリでは渋滞情報を加味したルート探索をおこなう
  • ナビクレイドルは回転機構が付いており、縦・横表示にも対応する
 9月16日、NTTドコモのスマートフォン向けカーナビゲーションアプリ「ドコモ ドライブネットアプリ」がバージョンアップし、「グループ位置共有」「マイフォルダ」「メッセージBOX」などの機能拡充が図られた。


■スマートフォンナビアプリの弱点を解消

 そもそもドコモ ドライブネットアプリはどのようなものか。スマートフォン向けカーナビアプリは沢山あるが、ドライブネットと他のナビアプリとの最大の違いはカロッツェリア「ナビクレイドル」と組み合わせて利用することで、本格通信ナビの機能が手軽に利用できる点だ。

 「一般的にスマートフォンのカーナビアプリは、スマートフォン内蔵のGPSからの情報だけで現在位置を特定するものが多いのですが、それでは都心のビル下や高架下など、GPSの電波が受信しにくい環境にいると、自車位置が正確に測位できないケースもしばしばあります」と説明するのは、パイオニア販売 マーケティング部の根井靖雄氏。

 その点、車載専用のカーナビは、ナビ本体に位置情報を補正するジャイロセンサーや加速度センサーを搭載し、また、クルマの速度を正確に出せる車速パルス信号を得られるので、正確な位置検出が可能だ。しかし、車載専用カーナビは安くても10万円クラスと、なかなか初心者や利用頻度が少ないユーザーにとってはハードルが高い。

 そこで、カーナビのトップブランドであるパイオニア カロッツェリアが開発した「ナビクレイドル」の存在がある。ドコモとカロッツェリアはドライブネットアプリを共同開発し、さらに正確な自車位置を出すためのセンサー類を内蔵させた「ナビクレイドル SPX-SC01」を発売した。なお、このナビクレイドルはシガープラグとセットになっていて、充電機能もある。

 実際に走行して比較すると、その差は歴然。GPS電波受信に障害物のない郊外では精度にさほど違いがないのだが、都心部に入った際の安心感がちがう。たとえば、トンネルに入った場合、スマートフォン内蔵のGPSだけで測位するアプリでは表示が止まってしまうが、ナビクレイドルとドライブネットなら加速度センサーやジャイロが機能して、しっかり追従してくれるし、込み入った高層ビルの下でも自車位置がずれることがほとんどない。


■通信端末の利点を最大限に活用

 ナビクレイドルとセットで利用することによるメリットは、精度の向上だけでない。通信を利用したスマートフォンならではの機能も活用できるようになる。

 「まず、リアルタイムのきめ細かな渋滞情報が取得できるVICS&プローブ交通情報機能。ドライブネットやカロッツェリアのナビを利用しているユーザーが走行情報をリアルタイムにアップロードしており、その情報を経路探索に活用できます。また、グルメ情報や最新のエリア情報、駐車場の満空情報なども表示します。地図は通信で取得しているので、常に道路地図は最新です」と根井氏。

 また今回のバージョンアップにより、最大5台のグループで目的地や経由地を共有し、お互いの位置をリアルタイムに確認できる「グループ位置共有」や、ドライブネットのPCサイトで登録したお気に入りスポットをスマートフォンアプリ側でも同期できる「マイフォルダ」などの機能も今回新たに加わった。

 また、「ナビゲーションそのものの基本機能や使い勝手にも、カロッツェリアのノウハウが活かされています」と根井氏は語る。「例えば音声案内のタイミングや検索のロジック、地図表示といった部分では、本格カーナビと遜色ありません」。最近のスマートフォンではカーナビを凌ぐ高精細のディスプレイを採用しているし、CPUなどのスペック面でも進歩が著しい。ユーザーインタフェースや地図の質感ではむしろ勝っている点もあるほどだ。唯一の弱点といえばディスプレイの小ささだが、スマートフォンの大画面化が進んでおり、ポータブルナビと同等クラスの4インチ以上の画面をもつものも増えている。


■初心者だけでなく低価格でも高機能なナビが欲しいというわがままなユーザーにもおすすめ

 では最後に、ドライブネットアプリの利用方法と、ナビクレイドルの入手方法について説明しておこう。まずドライブネットアプリ自体はドコモマーケットから無償でダウンロードが可能。次にドライブネットに有料申込みをおこなうことで利用できるようになる。ナビクレイドルはカー用品店や通販サイトなどでも購入可能で、同等の機能を持つ物(「ドコモ ナビクレイドル01」)がドコモショップでも販売されている。

 クレイドルは吸盤タイプになっているので、多少のシボ(細かな凸凹)があるダッシュボードでもワンタッチで取り付け可能。あとは、充電ケーブルとシガーを接続してスマートフォンをセットしアプリを立ち上げるだけ。

 なおドライブネットアプリの月額利用料は315円。また、ナビクレイドルの標準価格は1万5000円。一般的なポータブルナビよりも安い価格で通信を利用した高機能が利用できる。使い勝手の面で見てもコストの面で見ても、ドライブネットはかなり魅力的だ。たまにしか自動車を運転しない、あるいは低価格でも高機能なナビが欲しいというユーザーにもフィットするだろう。
《RBB TODAY》

関連ニュース

特集

page top