電子情報技術産業協会が発表した民生用電子機器の8月出荷金額は前年同月比26.3%減の1942億円と、3か月ぶりにマイナスとなった。地上デジ特需が一段落して反動で大幅マイナスとなった。分野別に見ると映像機器国内出荷金額は同33.9%減の1337億円と4か月ぶりにマイナス。音声機器国内出荷金額は同9.2%減の95億円と8か月連続でマイナスとなった。カーAVC機器国内出荷金額は同0.1%減の510億円と、11か月連続マイナスとなった。東日本大震災による部品不足で減産していたカーナビなどの生産が回復、出荷が好調だった。製品別で自動車関連ではカーオーディオは、カーステレオ本体(カセット)が同30.0%減の5000台。カーCDプレーヤが同0.3%増の30万8000台となった。カーカラーテレビは同48.1%増の6万6000台と3か月連続でプラスとなった。カーDVDは同9.3%減の1万9000台と7か月連続マイナスとなった。カーナビは同4.6%増の41万6000台と11か月ぶりにプラスとなった。ソース別構成比は、CD/DVD-ROMタイプが6.1%、HDDタイプが35.3%、フラッシュメモリその他が58.6%だった。また、フラッシュメモリその他の内数であるPNDは同12.0%減の7万台となった。ETC車載ユニットは同24.0%減の20万5000台と、3か月連続でマイナスとなった。★ニュース掲載後、電子情報技術産業協会の発表数値に修正。