バズ・ラーマン監督は、自身が手がけるF・スコット・フィッツジェラルドの小説『グレート・ギャッツビー』映画化作品が、期待に添える作品になることを願っているそうだ。 レオナルド・ディカプリオ、キャリー・マリガン、トビー・マグワイア出演の同3D作品を自身の故郷であるオーストラリアで撮影開始したラーマン監督は、この小説がすでに4度映画化されているものの、今回のキャストとスタッフが最高のバージョンを作り上げてくれるものと信じているという。「フィッツジェラルドは過去の映画化作品がとても気に入っていたし、映画の力を強く信じていたんだ。『グレート・ギャッツビー』は4回ほどすでに映画化されているよね。フィッツジェラルドの話は、時代や場所を問わないのさ。僕らの素晴らしい出演者と制作スタッフの方向性とゴールとは、フィッツジェラルドの器用な語り方を上手く表現し、そこにある作者の大きな意図とキャラクターの人間性を明確にすることなんだ。これこそが僕らの挑戦であり、冒険なのさ」「この作品をバズマーク社の制作チームと共にオーストラリアで撮影できる機会っていうのは、僕らにとってすごく重要なことなんだ。スクリーン・オーストラリアとニューサウスウェールズ州政府の支援があったからこそ、今回の制作が実現出来たんだよ」 1.5億ドル(約116億円)の予算をかけたこの大作映画には、レオナルドが主人公のジェイ・ギャッツビーを、トビーが作品の語り手であるニック・キャラウェイを、キャリーがヒロインのデイジー・ブキャナンをそれぞれ演じるほか、ジョエル・エドガートン、アイラ・フィッシャー、ジェイソン・クラーク、エリザベス・デビッキ、そしてボリウッド界からアミターブ・バッチャンらの出演が決定している。