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KDDI、auポイント連携で家庭の節電を促す「KDDI 節電ひろば」を開始

エンタープライズ その他
KDDI ビジネス推進本部ビジネス統轄部長 森田康裕氏
  • KDDI ビジネス推進本部ビジネス統轄部長 森田康裕氏
  • Androidアプリ
  • 宅内にセンサーを取り付け、節電プラットフォームに送信
  • 配電盤に設置される機器と、家庭内に設置されLANにつながる親機
  • 夏の電力需要推移
  • リアルタイムチェック1年コースの概要
  • リアルタイムチェック1年コース
  • Androidアプリも提供
 KDDIと沖縄セルラーは13日、16日から節電総合サービス「KDDI 節電ひろば」の提供を開始すると発表。都内で記者会見を開催し、同社のビジネス推進本部ビジネス統轄部長 森田康裕氏が説明にあたった。

 具体的には第1弾として節電・ヘルスケア対策に関するアドバイスを提供するポータルサイトを開設。第2弾では「節電チャレンジプロジェクト」を東京電力管内のモニターを対象に、節電に楽しく取り組むために、電力使用量の前年同月比やピークシフト度などの節電貢献度に応じて、auポイントを付最大1000ポイント付与する。

 政府の電力需給対策本部が5月13日に発表した数値では、今夏の電力需給状況は想定需要が6,000万kW、供給力見通し(融通後)5380万kW、必要な需要抑制率は10.3%となっている。KDDIでは、家庭部門の電力消費に関して、常時節電に加えてピーク時集中節電を促す必要があるとして今回のプロジェクトを立ち上げた。

 同社によると、家庭の節電をサポートするポイントは、効果が見えるリアルタイム電力使用量など見える化を行い「やりがいのある節電を促すこと、PCやタブレット端末、スマートフォンなどでいつでもどこでも節電確認ができるなど「やりやすい節電」、節電量に応じたポイント付与やグループ内での節電ランキングなど「やる気の続く節電」としている。そのため、「KDDI 節電ひろば」では節電への理解を深めるための情報発信と、節電量に応じたポイント付与による節電支援の2種類を展開していく。情報ポータルは16日にサービスイン、ポイント付与など節電チャレンジプロジェクトは7月1日をに募集を開始し、中旬にサービスインする。節電チャレンジプロジェクトはリアルタイムチェック1年コース(200世帯)と月イチチェック3ヵ月コース(1万人)があり、MyPageで節電量を見える化し、節電ポイント獲得につなげる。

 なかでも、リアルタイムチェック1年コースは分電盤に電流センサーを設置し、毎時のリアルタイム使用量、利用状況に応じて節電アドバイスを表示する。電流センサーは単三電池で約1年間駆動する。950MHz帯の無線で親機と通信、有線LANでルータに接続された親機が情報を受け、インターネットの節電プラットフォームに蓄積される。なお、Androidアプリも用意し、ウィジェットで10分ごとの使用量や傾向を常時表示する。

 ポイント付与は月間電力使用量の前年対比15%減でポイントを満額付与。また、毎時の電力使用量データを元に、1日のピークシフト度を測定し、それに応じたポイントも付与される。資源エネルギー庁のデータによると、1日のなかで需要がひっ迫するのは8時半から20時までとなっている。この時間帯の使用量が全体と比べて少なければ少ないほど、ピークシフト度は評価される。逆に言えば、この時間内でピークが移動するだけで、総電力が変わらなければ評価されない。同社ではエアコンや炊飯器などの使用時間を時間外にずらすだけでも効果があるとしている。

 KDDIでは今後、auポイントを活用した自社のサービスからプラットフォーム化を意識した動きへ発展させ、エコプラットフォームを目指す。センサーもマルチになり、それぞれの家電の情報をとるなどホームネットワーク化を目指す。データ解説についても、家電そものものに表示するなど進め、エコポイントや国内クレジットと連携するなどインセンティブ還流のしくみとプラットフォームを連動させていくとしている。
《RBB TODAY》
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