米シトリックス(Citrix Systems)は、サンフランシスコで開催された「Citrix Synergy 2011」において、OpenStackプロジェクトに基づく、新しいクラウドインフラ「Project Olympus」を発表した。 「OpenStack」は、オープンソースクラウド開発ベンダーやハードウェア/ソフトウェアベンダー 計60社が参加する、クラウドプラットフォーム構築プロジェクト。Project Olympusはそれら全てを内包した、OpenStackベースのクラウドインフラ(IaaS)となる。Project Olympusは、シトリックス認定バージョンのOpenStackと、クラウドに最適化されたCitrix XenServerという2つの主要なコンポーネントで構成されており、仮想化プラットフォームであるXenテクノロジーが組み込まれたものとなる。デスクトップ仮想化ソリューションであるCitrix XenDesktopと同様に、Microsoft Hyper-VとVMware vSphereにも対応する。 またProject Olympusは、SaaS、ウェブおよびWindowsアプリケーションを任意に組み合わせてエンドユーザーに配信する「Citrix NetScaler Cloud Gateway」、外部クラウドサービスにデータセンターを拡張する「「NetScaler Cloud Bridge」など、同社の新ソリューションを補完するものとなる。 Project Olympusは、DellやRackspaceから早期アクセスプログラムが提供される予定。Dellは、Citrix Project Olympus早期アクセスプログラムの参加者に導入ソフトウェアを提供するほか、PowerEdge Cサーバー プラットフォームをベースとする、完全に最適化されたリファレンスアーキテクチャを提供する。Rackspaceは、導入サービス、トレーニング、クラウドに関する継続的なサポートサービスを提供する。早期アクセスプログラムの顧客は、Citrix Project Olympusのベータ版ソフトウェアを無料で入手可能。
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