富士通と東京城南地域獣医療推進協会、ペット医療分野でクラウド活用の実証実験を開始 | RBB TODAY
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富士通と東京城南地域獣医療推進協会、ペット医療分野でクラウド活用の実証実験を開始

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診療情報を地域内で共有・活用できるシステムのイメージ図
  • 診療情報を地域内で共有・活用できるシステムのイメージ図
  • 「TRVA 夜間救急動物医療センター」サイト(画像)
 東京城南地域獣医療推進協会(TRVA)と富士通は12日、ペット医療の分野に関する共同の実証実験を開始した。地域内の動物病院とTRVAの連携による昼間診療・夜間診療・二次診療を連携させた仮想的な総合病院の実現を目指すものとなっている。

 クラウドサービスを活用して、ペットの検査結果や診療記録、処置記録などの診療情報を一元管理し、同地区の会員病院などが共有・活用できる「どうぶつ医療クラウド」を、富士通が開発、TRVAに導入した。これにより、獣医師は時間と場所を選ばず診療情報を参照・分析でき、診療の効率化、地域内の獣医師との連携、飼主への速やかな情報公開、獣医師の医療技術向上などが見込めるとのこと。

 「TRVA夜間救急動物医療センター・動物2次診療センター」(2011年2月開設)において得られるペットの検査結果や診療記録、処置記録などの診療情報を、富士通が提供するクラウドサービスを用いて、TRVAは、入力・管理・活用する。富士通は、「どうぶつ診療支援サービス」(診療情報を入力・管理・共有を可能とするSaaSの提供)、「セキュア情報共有基盤サービス」(診療情報を関係者間でセキュアに共有するためのPaaSの提供)、クラウドサービス「オンデマンド仮想システムサービス」(ICTインフラをネットワーク経由で利用できるIaaSの提供)をそれえぞれ提供する。

 TRVAは、東京都城南地区(世田谷区をはじめとする都内7区)で開業する東京都獣医師会員の有志が中心となって設立した団体。これを母体に「TRVA夜間救急動物医療センター・動物2次診療センター」を世田谷区深沢に開設している。
《冨岡晶》
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