今年のMobile World Congressでは、QualcommやNVIDIAなどがスマートフォン向けプロセッサのロードマップを相次いで発表しているが、今後さらに優れたパフォーマンスを持つハードウェアが続々と登場してくることも、中国勢にとって追い風になるだろう。PCの場合ローエンドのネットブックとゲーマー向けのハイスペック機を比べると価格差が数十万円にもおよぶことがあるが、スマートフォンの場合そこまでの価格差が生まれるほどボトムとトップの差は大きくない。性能の良いチップセットがより手頃な価格で調達できるようになれば、先発メーカーとのスペック上の距離は相対的に小さくなるだろう。