福島第一原発3号機から黒煙が出ていることについて、東京電力は現場の写真を公表した。また、原子力・立地本部長の武藤栄副社長が21日夜に会見。3号機の状態について語った。「現場に人が入れないので、外から見えている様子は、みなさんと同じ情報の中で我々も判断せざるを得ない」と、武藤副社長は前置きすると、以下のように述べた。「定性的に申し上げると、原子炉建屋の中には燃えるものはあまりない。ごく一部で油を使っているようなものはあるが、ほとんどない。建屋の中に塗装のようなものかもしれないが、それだけではああいうことにはならないと思う。何か量は少ないと思うが、可燃性のものが燃えたということはあるが、それ以上、推測になるので明確なデータがない中で申し上げるべきではない」そして、今後の見通しをこう話した。「放射能を含め災害の拡大防止を図り、原発の安全を確保する。できるだけ早くと思っているが、いつまでにというタイミングを語るのは難しい」