インテル、新Coreプロセッサーのフォーラム開催……「ビジュアル体験にイノベーションを」 | RBB TODAY

インテル、新Coreプロセッサーのフォーラム開催……「ビジュアル体験にイノベーションを」

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「Intel Forum 2011」基調講演
  • 「Intel Forum 2011」基調講演
  • 基調講演を行なう吉田氏
  • 第2世代のマイクロアーキテクチャを手にする吉田氏
  • 第2世代のマイクロアーキテクチャ
  • 第2世代のマイクロプロセッサー
  • ノートPCの画面を離れた場所のテレビに表示するワイヤレス技術の実演
  • ライティング・デザイナーの戸恒氏
  • 「東京スカイツリーのライティングデザインとCGシミュレーション技術」をテーマに講演する戸恒氏
 インテルは18日、都内で「Intel Forum 2011」を開催。6日発表の「第2世代インテルCoreプロセッサー・ファミリー(開発名:Sandy Bridge)」に関する講演とデモンストレーションを行ない、同プロセッサー搭載PCが展示された。

 フォーラムではまず、同社代表取締役社長の吉田和正氏による講演が行なわれた。「突然だが、83%が何の数字か」と開口一番、壇上で問いかけた吉田氏。「これは五感における視覚の割合。つまり私たち人間は、情報の大半をビジュアルから認識している」と続けた。

 コミュニケーションにおいてもビジュアルの共有がより重要となり、その中心に位置するのはインターネットの存在。インターネット利用者は全世界で20億人を超えたと言われ、代表的なSNSである「Facebook」の利用会員数は5億人を突破。122億ものオンライン動画が毎月視聴され、2013年にはIPトラフィックの90%がビデオ利用に占められるであろうと、吉田氏は状況を語った。

 PCで作成・編集したコンテンツがビジュアル体験の主要な手段となりつつある今後、重要な役割を担っていくのがPCに組み込まれるプロセッサー。第2世代インテルCoreプロセッサー・ファミリーは、PCを通じたビジュアル体験にイノベーションをもたらす技術・製品だと強調する。

 なお、同社では従来からCoreの名がつくプロセッサーを提供してきたが、「ファミリー」という名称を用いたのは2010年発表分のインテルCoreプロセッサー・ファミリーから。今回はファミリーとしては第2世代に当たる。第1世代と同様にフラッグシップのCore i7、メインストリームのCore i5、エントリーレベルのCore i3をラインアップする。

 第2世代インテルCoreプロセッサー・ファミリーのキーワードとして、吉田氏は「スマート・パフォーマンス」と「ビルトイン・ビジュアル」の2つを挙げた。スマート・パフォーマンスとは、第1世代ファミリーで搭載していた「インテルターボ・ブースト・テクノロジー」の処理能力を向上した「インテルターボ・ブースト・テクノロジー2.0」を主要技術としたもの。たとえば「Core i7-2720QM」は、3年前の「Core 2 Duo T7250」と比べ3.6倍、1年前の「Core i7-840QM」との比較でも1.6倍の高速化を図った。

 ビルトイン・ビジュアルの主要技術となるのは、高速での動画編集が可能な「インテルクイック・シンク・ビデオ」や、色彩を忠実に再現した鮮明な映像を生み出す「インテルクリアー・ビデオHD」、HD映像をワイヤレスで出力できる「インテルワイヤレス・ディスプレイ」、臨場感あふれる3D映像に対応する「インテルInTru 3D」、新しい拡張命令セットとなる「インテルAVX」。

 会場ではデモンストレーションとして、人気のオンラインゲーム『モンスターハンターフロンティア オンライン』を用いて、動きが速いにもかかわらずなめらかでクリアな映像画面を例示。また、ビデオ編集ソフト『Super LoiLo』で撮影動画を編集し、動画投稿サイト『YouTube』へスムーズにアップロードするまでを紹介。ワイヤレスを使い、ノートPCの画面を離れた場所のテレビに表示する実演を行なった。

 講演の後半には、有限会社シリウスライティングオフィス代表取締役の戸恒浩人氏が登壇。戸恒氏はライティング・デザイナーとして活躍し、現在は東京スカイツリーのライティング・デザインを手掛けている。

 東京スカイツリーでは、心意気の「粋」と美意識の「雅」という2つのオペレーションが、1日毎に交互に現れる新スタイルのライティングをコンセプトにしているという戸恒氏。「粋」で表現するのは隅田川の水をモチーフにした淡いブルー、「雅」は気品のある江戸紫の光。そして、江戸時代の原風景に富士山を見出し、「夜の富士」を夜空に演出する。

 そこで戸恒氏が指摘したのは「CGシミュレーションによる未来の光予測」。「3D CGを使って光をシミュレーションできるようになったことで、自分の頭の中のアイデアを、正しい光のイメージとして確認できるのが大きな効能。それを周囲に伝えられることも重要な意味を持つ」という。

 これを受け、「コンピューターはいろいろな形で社会に貢献している。インテルは新しいテクノロジーを通して、日本のイノベーションに貢献していきたい」と意気込んだ。

 最後に会場では、インテルコーポレーションの社長兼CEOを務めるポール・オッテリーニ氏からのビデオレターを放映。その後、第2世代インテルCoreプロセッサー・ファミリー搭載PCを扱うPCメーカー約20社の幹部を壇上に迎えて紹介。各メーカーとも、未発表モデルの参考出展を含めPC約50機種を展示した。
《加藤》

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