オラクル、SPARC Solarisを搭載した「Oracle Exalogic Elastic Cloud」システムを発表 | RBB TODAY
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オラクル、SPARC Solarisを搭載した「Oracle Exalogic Elastic Cloud」システムを発表

エンタープライズ ハードウェア
「Oracle Exalogic Elastic Cloud」概要
  • 「Oracle Exalogic Elastic Cloud」概要
  • ラックタイプでの性能差(写真はEL X2-2モデル)
 米オラクルは現地時間2日、「Oracle Exalogic Elastic Cloud T3-1B」を発表した。大規模でミッションクリティカルな基幹業務向けに設計された「Oracle Exalogic Elastic Cloud」システムに、SPARC Solarisサーバを組み込んだ新モデルとなる。

 「Oracle Exalogic Elastic Cloud T3-1B」は、「Oracle Solaris 11 Express」が稼働する「SPARC」サーバ、InfiniBandベースのI/Oファブリック、「Oracle WebLogic Server」、その他のエンタープライズ向けのJavaを利用したオラクルのミドルウェア製品を組み合わせた製品となる。「Oracle Exalogic Elastic Cloud X2-2」および今回発表の「Oracle Exalogic Elastic Cloud T3-1B」を含むすべての「Oracle Exalogic Elastic Cloud」ハードウェア・モデルは、製品出荷時点で設計、テスト、実装済みのクラウド・コンピューティング向け基盤となっている。

 「Oracle Solaris」を搭載した新しい「Oracle Exalogic Elastic Cloud T3-1B」はマルチスレッド・アプリケーション向けに高度に最適化され、企業は「Oracle WebLogic Server」などエンタープライズ向けのマルチスレッドJavaソフトウェアのパフォーマンスを向上させることが可能。また、「Oracle Exalogic Elastic Cloud T3-1B」は、徹底したハードウェア分析機能を付随しており、「Oracle Solaris」が稼働する「SPARC Tシリーズ」サーバと「Oracle Solaris Predictive Self Healing」などの機能を組み合わせ、ハードウェア障害が発生しないよう、事前に障害を検知できるようになっている。また「Oracle Solaris SMF(Service Management Framework)」を活用することで「Oracle Exalogic Elastic Cloud」内で障害停止したソフトウェア・コンポーネントを自動で再起動することが可能。「Oracle Solaris Zones」により、ハードウェア利用効率を最適化しながら、異なる「Oracle WebLogic Server」のインスタンスおよびその他の「Oracle Fusion Middleware」コンポーネントを、異なる仮想環境へ効率的かつ安全に独立させて配置することも可能。

 「Oracle Fusion Middleware」担当シニア・バイスプレジデントのハサン・リズヴィ氏は「オラクルは企業向けのJavaパフォーマンスを最適化し、『Oracle Fusion Middleware』製品および『Oracle Applications』製品群に対応した、完全に調整されたハードウェアとソフトウェア・システムを提供できる最適なベンダーです。『SPARC Solaris』を採用した『Oracle Exalogic Elastic Cloud』により、お客様は既存の投資および技術を活用しながら、『Oracle Exalogic Elastic Cloud』の比類ない優位性を簡単に獲得でき、データセンターを統合することが可能になります」とのコメントを寄せている。
《冨岡晶》
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