【iEXPO2010(Vol.1)】スタンドアローン型からクラウド型まで、多彩なデジタルサイネージソリューションが一堂に! | RBB TODAY

【iEXPO2010(Vol.1)】スタンドアローン型からクラウド型まで、多彩なデジタルサイネージソリューションが一堂に!

エンタープライズ ハードウェア

昨年の展示と異なり、実運用に入ったソリューションが見どころ
  • 昨年の展示と異なり、実運用に入ったソリューションが見どころ
  • 通信・メディアサービスソリューション事業部 デジタルサイネージ事業企画グループ グループマネージャー 大坂智之氏
  • NECディスプレイソリューションズ 映像ソリューション事業推進部 事業開発グループマネージャー 山下元通氏
  • ディスプレイ・ドキュメント事業部マーケティンググループ マネージャー 樋郡崇朗氏
  • ソリューションカットでの展示分類。スタンドアローン型の「美映エル」(ミハエル)からクラウド型の大規模ソリューションまで多彩な展示を予定
  • ハードウェアとしてソリューションを支える製品も数多く展示。「屋外タイプ」「窓際設置タイプ」「大画面タイプ」「横長バータイプ」というように、設置環境によって多様化が進む製品群を紹介
  • スタンドアローンで利用できる簡易デジタルサイネージシステム「美映エル」(ミハエル)。サイネージに必要なディスプレイ機器・プレイヤーとソフトがセットになった製品で、32インチおよび42インチモデルがある
  • 広告の申込、入稿から配信実績まで広告配信に関する全ての工程をWeb上で統合的に管理するシステム「AdComposer」。ケイ・オプティコムのデジタルサイネージの実証実験で採用され、稼動を開始
 11月11日~12日に開催される日本電気(NEC)のプライベートイベント「C&Cユーザーフォーラム & iEXPO2010」では、実運用レベルに入ったデジタルサイネージソリューションが展示される予定だ。

 NECでは小規模から大規模までの幅広いデジタルサイネージ・ソリューションを提供する戦略を進めている。同社はデジタルサイネージ市場の裾野を広げるために、店舗などに設置する小規模システムを面展開で広げ、より規模の大きな場所で使われる情報・販促・広告・宣伝用途のソリューションへとつなげていく構えだ。

 デジタルサイネージ事業企画グループ グループマネージャー 大坂智之氏は「ハードウェア、ソリューション、保守・サポートなど、これまで我々が長年にわたって培ってきたノウハウをベースにコンサルティングや提案まで実施してユーザーのニーズに応えたい」と語る。

■注目の4ソリューション

 実際にNECグループではシステムの規模と用途に合わせ、数多くのデジタルサイネージ・ソリューションを用意している。

 その一例として、販売促進・サービス用途では、簡易デジタルサイネージシステム「美映エル」(ミハエル)が挙げられる。サイネージに必要なディスプレイ機器・プレイヤーとソフトがセットになった製品で、店舗などに設置してスタンドアローンで利用できる。イベントでは、従来の32インチモデルに加え、42インチの液晶ディスプレイを採用した新モデルも展示。1920×1080ピクセルのフルHDで高精細な映像を表示できる。

 また、少し規模の大きなインフォメーション用途では「AdWindow Select SX」を紹介する予定だ。こちらは、主に企業やホテル、学校、病院、公共機関など、施設内においてLANで複数台のシステムを接続するもの。業種別にさまざまなテンプレートが用意されており、表示させたいテキストを入力するだけで、誰でも手軽に情報を表示できるという特徴がある。

 もう1つの目玉は、いま国内で立ち上がりを見せている情報・販促用途や広告・宣伝用途の「PanelDirector」というシステムだ。主にチェーン店、スーパー、金融機関、屋外広告など中規模・大規模な施設がターゲット。中規模向けの「Standard版」と、大規模向けの「Professional版」がある。前者のStandard版は、センターシステム側とパネルシステム側をLANで結んで利用する。動画・静止画・Powerpoint・FLASHなど、汎用ツールで制作したコンテンツを組み合わせた配信に向いているという。一方、後者のProfessional版はデータセンターにある配信サーバーを使ってサービスが行える。センター側の複数箇所から配信コンテンツ・スケジュールを登録し、データベースによる管理も可能。スケジュールに合わせてパネルシステムにコンテンツが配信される仕組みだ。このPanelDirectorは、パッケージだけでなくクラウドサービスとしても提供される。ディスプレイ上部にカメラを取り付け、コンテンツごとに表示情報を見た人をカウントしたり、性別や年齢まで推定する「視認効果測定機能」を導入できるオプションも用意されている。

 さらにユニークなのは、デジタルサイネージを活用した「AdComposer」のデモ。これも今回の展示の大きな見どころの1つになっている。AdComposerは、この9月にリリースされた広告統合管理システムで、広告の管理・発注管理・コンテンツ入稿、スケジュール管理・配信実績管理など、広告実施に必要な一連の機能をパッケージ化。会場を訪れたユーザーに簡単なコンテンツを制作してもらい、インターネット経由でデータを送って、パネルに情報を表示させるデモを予定している。AdComposerの将来的な活用イメージについて、「個人商店がネット経由で簡単に広告を申し込んで、身近な駅に設置されたディスプレイにテキストや画像などを表示させ、さらに広告の課金も可能になります。看板の借り切りではなく、個人で1カ月に1、2回の単位で広告を安価に打てるようになるかもしれません」と大坂氏は説明する。これもデジタルサイネージ市場を広げる大きなビジネススキームの1つになるものだろう。

■設置環境に対応した製品も目白押し

 ここまでソリューション別によるデジタルサイネージの展示について紹介してきたが、ほかにも「ハードウェアとしてソリューションを支える製品」という視点から数多くのシステムが展示される予定だ。例えば、NECディスプレイソリューションズ 映像ソリューション事業推進部 事業開発グループマネージャーの山下元通氏は「デジタルサイネージの利用が広がるにつれて、その設置環境も多様化しています。そのため、さまざまな環境に適合する製品も併せて紹介する予定です」と語る。具体的には、防塵防滴・日光暴露に対応できる屋外ケーシングを組み合わせた「屋外タイプ」や、温度上昇を抑制するエアフローファンを備えた「窓際設置タイプ」、一枚のLCDを組み合わせた「大画面タイプ」、高さ制限のある場所でも利用できる「横長バータイプ」といった多彩な製品が目白押しだという。

 またプロジェクター関連製品についても目が離せないところだ。ディスプレイ・ドキュメント事業部マーケティンググループ マネージャーの樋郡崇朗氏は「3D対応タイプのほかに、投射距離が短い超短焦点モデルや、機能とECOを追及した人と地球に優しい万能モデルを用意しています」と太鼓判を押す。

 前回の展示会との相違点について「デジタルサイネージというと、従来まで展示会用にコンテンツを制作していました。しかし今回の展示から、金融、アパレル、流通、商業施設、公共・病院向けなど、実際に運用しているコンテンツを使っています。そのため、ユーザーのビジネスに直結するような具体的なコンテンツを業種別にご覧いただけると思います」と説明する。

 なお、展示ホール内では11日11時からと12日14時から「NECのデジタルサイネージ PanelDirector」と題したセミナーが実施される。
《井上猛雄》

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