NRI、クラウド利用で安全な情報保存・管理サービス「SecureCube / Secret Share」提供開始 | RBB TODAY
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NRI、クラウド利用で安全な情報保存・管理サービス「SecureCube / Secret Share」提供開始

エンタープライズ ソフトウェア・サービス
「SecureCube / Secret Share」のサービスイメージ
  • 「SecureCube / Secret Share」のサービスイメージ
  • 「SecureCube / Secret Share」の利用画面サンプル
 NRIセキュアテクノロジーズは12日、複数のデータセンターに情報を分散してデータを保存するクラウドを利用したサービス「SecureCube / Secret Share(セキュアキューブ シークレットシェア)」の提供を開始した。

 「SecureCube / Secret Share」は、秘密分散技術を用いて、データを細切れにして分散し、無意味な断片データにかえて(非重要情報化)、各断片を複数のデータセンターに分けて保存するサービスだ。データは断片にされる前に秘密分散処理されているため、断片データを紛失したとしても、元の情報が漏えいすることはなく、情報漏えいリスクを軽減できる。ユーザーは、本サービスで提供される専用フォルダ(サービスフォルダ)にデータを保存するだけでデータの保存が可能だ。データを開くには、サービスフォルダ内のファイルネームをクリックすると、瞬時に複数のデータセンターから断片データを集め、データが復元して表示される。

 「SecureCube / Secret Share」では、断片データには冗長性を持たせているため、広域災害などで一部のデータセンターが稼働できなくなったり、センターとの通信が途絶えても、その他の地域のデータセンターに保存された断片データから、元ファイルを復元することが可能。業務を支障なく継続できる。データバックアップ等の災害対策のための特別な投資やコストが不要だ。また、モバイルPCからも、本サービスを利用して保存データを閲覧・更新することができる。モバイルPC内にデータは保存されないため、そのPCを紛失してもデータは漏えいを防げる。これにより、在宅勤務や外出・移動の多い社員のPC利用が安全に行える。

 また、「SecureCube / Secret Share」は特定のフォルダを複数のユーザーで共有できる機能を持っているため、社内のファイルサーバーとして利用可能だ。テープ装置のいらないリアルタイムバックアップ機能や、過去のある時点でのデータ復元が容易にできる機能を標準装備しているため、自社で独自にファイルサーバーを構築・運用するのに比べ、システム管理者の運用業務が軽減できる。さらにコスト削減にもつながる。なお、リアルタイムバックアップ機能とデータ復元が容易にできる機能は、秘密分散技術を利用したサービスでは世界で初の提供となるとのこと。

 「SecureCube / Secret Share」は、専用のソフトウエアをクライアントPCにインストールすることで利用可能(初期費用は無料)。ユーザー1人あたり月額1,700円(税別)で、最大5GBまでの領域を自由に利用できる。容量が不足した場合には、1GBあたり150円の追加料金で拡張可能。

 NRIセキュアでは、本サービス開始後5年で、年間20億円の売上げを見込んでおり、また、安全で低廉なデータの外部保存を可能にした本サービス「SecureCube / Secret Share」を通じ、企業の情報セキュリティの更なる向上を図っていくとのこと。
《池本淳》
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