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富士通とYSD、ヤマトグループの業務システムをプライベートクラウドで構築

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ヤマトグループのプライベートクラウドシステムのイメージ
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 ヤマトグループのヤマトシステム開発(YSD)と富士通は、ヤマトグループの業務システムの一部を、YSDデータセンターにクラウド環境で構築するプロジェクトを開始した。

 2011年6月より、ヤマトグループ2社の一部業務システムを対象にサービスを開始し、順次他グループ会社にも展開していく。YSDと富士通は共同で、ヤマトグループの新ICT基盤をプライベートクラウドで構築していくとのこと。この新ICT基盤では、端末の画面から、サーバやストレージ、ネットワークなどのシステム構成を選択するだけで、容易かつ迅速にシステムを構築可能。これにより、従来は、構築から運用まで3か月要していた期間を1か月未満に短縮できる見込みだ。YSDから富士通に対し、使用量に応じた費用を支払う従量制のため、処理のピーク時を考慮したシステム構成で料金を支払う必要がなく、コストを大幅に抑えることもできるとのこと。

  新ICT基盤を実現するためのクラウド技術では、2010年4月に富士通が提供を開始したプライベートクラウドに対応する統合運用管理ソフトウェア「Systemwalker(システムウォーカー)」3製品と「ServerView(サーバビュー)」1製品を活用し、ヤマトグループの業務システムをミドルウェア層まで徹底的に標準化し、仮想化、自動化を実現した。プライベートクラウド基盤には、富士通の基幹IAサーバ「PRIMEQUEST(プライムクエスト)」と高信頼性ソフトウェア「PRIMECLUSTER(プライムクラスタ)」を採用。ハードウェアから、仮想環境、業務プログラムにわたる全構成を三重化し、高信頼性を追求した。

 なおオンデマンドでトラステッドなプライベートクラウド基盤を客先のデータセンターに構築し、プライベートクラウドに対応する統合運用管理ソフトウェア製品を活用して初期費用と従量制で提供することは富士通初の取り組みとのこと。
《冨岡晶》
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