富士通フォーラム2010では、同社の曲面ディスプレイが会場入り口でデモされていた。このディスプレイ、実は昨年の富士通フォーラム2009でも展示されていたものだが、今回は、より商業利用に近い形となってお目見えした。 直径約1メートルの円柱に巻きつけるように設置されているディスプレイは、蛍光体とキセノンガスを封入した1mmのガラスチューブ並べ、表面に貼り付けた電極で画像を制御するプラズマ・チューブの構造。従来の大画面ディスプレイと比較して、消費電力・質量は1/2という。説明員によると、既存の支柱に巻きつけるように設置するだけで済むという。 なお、同製品は1台の制御装置で複数の表示をコントロール、異なる映像を表示可能となるのも特徴だ。