氏は「SIMさえ外せばキャリアを乗り換えて同じサービスが受けられる、というのは完全な誤解だ。この誤解の上にたった議論をやっても意味がない」と痛烈に批判する。周波数や独自サービスの違いを指摘しているのだが、「じゃあ、どこでも動くようにいろんな周波数を入れたらいいんじゃないか?という声もあるが、そうするとコストが高くなる」(松本氏)。また、規格が統一されたとしてもインターオペラビリティーテストというのは機器ごとにやらなければいけない。「機器ごとにネットワークをテストする。これには猛烈な時間がかかる」。メーカーはSIMロック解除後のことを考慮した端末を製造しなければいけないとする。
ワンストップサービスという面では、ビリングシステムがひとつでできるというメリットが携帯電話にはある。「パソコンの文化はビリングシステムがない。クレジットカードで決済しなければいけない。クレジットカードをもっている人はどれだけいるのか。パソコンを使いこなせる方はなんとでもなるかもしれないが、携帯の裾野はもっと広い」と現状を解説した。
その点、ネットを中心に考えているスマートフォンは問題は少ないだろうとも付け加えている。



