SIMロックが競争力低下の原因なのか?(後編) | RBB TODAY

SIMロックが競争力低下の原因なのか?(後編)

エンタープライズ モバイルBIZ

ソフトバンクモバイル松本副社長
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 総務省はキャリアのSIMロック解除へ向けてガイドライン策定に動き出す。強制力はないとはいうものの、現場の混乱が聞こえてきそうだ。後編は、ソフトバンクモバイルの取締役副社長 松本徹三氏の会見から具体的な事例を紹介する。

 氏は「SIMさえ外せばキャリアを乗り換えて同じサービスが受けられる、というのは完全な誤解だ。この誤解の上にたった議論をやっても意味がない」と痛烈に批判する。周波数や独自サービスの違いを指摘しているのだが、「じゃあ、どこでも動くようにいろんな周波数を入れたらいいんじゃないか?という声もあるが、そうするとコストが高くなる」(松本氏)。また、規格が統一されたとしてもインターオペラビリティーテストというのは機器ごとにやらなければいけない。「機器ごとにネットワークをテストする。これには猛烈な時間がかかる」。メーカーはSIMロック解除後のことを考慮した端末を製造しなければいけないとする。


 また、キャリアを横断することによるサポートの将来も問題だ。現在、端末に問題があった場合はキャリアがワンストップサービスでサポートを提供している。報道関係者からは「(SIMロック解除になっても)ワンストップサービスは提供できるんですよね」との質問も飛んだが、これに対して「さぁ、どうだろう。わかりませんと言わざるをを得ない。サポートとは何なのか?顧客を最終的に満足させることでしょ。自分がコントロールできないものをサポートできないじゃないですか?サポートはするが、狭まるということだ。(場合によっては)それはドコモに聞いてくださいなどと言わざるを得ない」と回答した。

 ワンストップサービスという面では、ビリングシステムがひとつでできるというメリットが携帯電話にはある。「パソコンの文化はビリングシステムがない。クレジットカードで決済しなければいけない。クレジットカードをもっている人はどれだけいるのか。パソコンを使いこなせる方はなんとでもなるかもしれないが、携帯の裾野はもっと広い」と現状を解説した。

 その点、ネットを中心に考えているスマートフォンは問題は少ないだろうとも付け加えている。
《RBB TODAY》

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