OKIネットワークスと九州大学、HD手術映像の海外ライブ配信に成功 | RBB TODAY

OKIネットワークスと九州大学、HD手術映像の海外ライブ配信に成功

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システム構成図
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 OKIネットワークスは22日、九州大学とともに、HD手術映像の海外ライブ配信実験に成功したことを発表した。

 OKIネットワークスのIP映像配信システム「OKI MediaServer」を九州大学病院の遠隔医療システムに接続し、HD手術映像および医療スライド画像を、「第29回Asia-Pacific Advanced Network(APAN)会議」の会場(オーストラリア・シドニー)、ソウル大学ブンダン病院(ソウル)、京都第二赤十字病院(京都)に配信した。映像の配信には、APANのネットワーク回線が使用された。

 九州大学は、アジアを中心とした遠隔医療教育に取り組んでおり、2009年末までに世界24国115施設の大学や医療機関と超高速インターネットで接続し、医療カンファレンスや内視鏡手術等の映像配信を行ってきた。しかし、従来の手術映像配信では、DVTS方式(使用帯域幅25〜30Mbps)を使用しているため、同時配信の拠点数は4〜8拠点程度に限られていた。また、解像度も標準(SD)サイズにしか対応していなかった。

 九州大学ではあらたに「OKI MediaServer」を採用し、国内だけでなく海外への映像配信も含めた実験システムを構築。今回の実験システムでは、HDサイズの手術映像を九州大学病院内に設置したNTTエレクトロニクスのハードウェアエンコーダ「HVE9100」によりH.264/AVC方式で圧縮し、「OKI MediaServer」を経由して国内外十数拠点に向けての同時配信を可能にしたという。受信側は再生用ソフトウェア「OKI Player」を汎用PCに用いることで、サーバから配信されたハイビジョンクラスの手術映像をスムーズに表示可能とのこと。

 OKIネットワークスは、今回の実験結果を踏まえ、映像配信に適したリアルタイム配信技術やネットワーク構築技術をベースに、映像を活用したコミュニケーションインフラを地方自治体や企業に向けて展開していくとのこと。なお今回の実験は、2月8日〜10日にオーストラリア・シドニーで開催されたAPAN会議  メディカルワーキンググループのデモンストレーションとして行われたもの。
《冨岡晶》

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