世界初完全セパレートやブランドコラボ携帯——NTTドコモ2009冬春モデル | RBB TODAY
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世界初完全セパレートやブランドコラボ携帯——NTTドコモ2009冬春モデル

エンタープライズ モバイルBIZ
新製品発表会であいさつするNTTドコモ代表取締役社長 山田隆持氏
  • 新製品発表会であいさつするNTTドコモ代表取締役社長 山田隆持氏
  • 新機種を紹介するNTTドコモ執行役員プロダクト部長 永田清人氏
  • 新サービスを紹介するNTTドコモ執行役員コンシューマサービス部長 阿佐美弘恭
  • ジュエリーをモチーフにしたデザインのF-02B
  • フレグランスピースは取り外して裏側に香水を吹きかける
  • フレンチネイルをモチーフにしたN-01B。写真のEtemity PinkのモデルはSmantha Thavasaとのコラボ
  • チョコレートをモチーフにしたSH-04Bは「Q-pot.」とのコラボモデル
  • 会場でデザインコンセプトを語る「Q-pot.」デザイナーのワカマツ タダアキ氏
 NTTドコモの2009年冬春モデルの発表会が、10日都内で開催された。今回発表された端末は4シリーズ19機種に、お便りフォトパネル「フォトパネル02」を加えた20機種で、20日から順次発売される。

 発表では、最初にNTTドコモ代表取締役社長である山田隆持氏が登壇し、あいさつと今回発表される新製品の概略を紹介。続いて同社執行役員プロダクト部長である永田清人氏が注目の端末について、同社執行役員コンシューマサービス部長である阿佐美弘恭氏が新サービスについて、それぞれ紹介した。

 今回発表された端末は、STYLEシリーズが10機種、PRIMEシリーズが5機種、SMARTシリーズが2機種、PROシリーズが2機種となっている。その中から、注目の端末を紹介していく。

◆STYLEの5機種に人気ブランドとのコラボ

 STYLEシリーズは、フォルムやイルミネーションの美しさが特徴のモデルだが、今回発表されたうちの5機種に人気ブランドとのコラボモデルが用意されている。

 F-02Bはジュエリーをモチーフにした防水モデルで、ボディの一角にクリスタルをイメージしたパーツがあしらわれている。また、背面にフレグランスピースが埋め込まれており、ここに香水を吹きかけておくことで、香りも楽しめるのが特徴だ。カラーバリエーションのFolli Follie Goldは、その名のとおりジュエリーの人気ブランド「フォリフォリ」とのコラボモデルで、内蔵コンテンツやストラップ、パッケージに至るまでブランドコンセプトに基づいたデザインとなっている。

 N-01Bはフレンチネイルをモチーフにした、イルミネーションが美しいモデルだ。カラーバリエーションのEtemity Pinkは人気ブランドSTNY by Samantha Thavasaとのコラボで、限定ストラップが付属し、限定コンテンツがプリインストールされる。

 SH-04Bはアクセサリブランド「Q-pot.」のデザイナーであるワカマツ タダアキ氏とのコラボモデルで、見てのとおり、チョコレートをモチーフとしている。

◆Seventeenの人気モデルが登場

 STYLEシリーズのSH-05Bは、すべて雑誌「Seventeen」とのコラボモデルだ。同誌の人気モデルである桐谷美玲さん、波瑠さん、有末麻祐子さんの3人がそれぞれこだわりのモデルをプロデュース。桐谷さんのyurukawa pink(ゆるかわピンク)、波瑠さんのotokomae pink(オトコマエピンク)、有末さんのyancha pink(やんちゃピンク)と、3モデルともピンク系の色を採用する前代未聞のカラバリとなった。人気モデルの手書きによるひらがな文字や175種類のハートなどのデコメ絵文字を用意し、ティーンがよく使う人名、ブランド名、顔文字が予測変換候補に並ぶ辞書をダウンロード提供するほか、学習辞書なども搭載するなど、ターゲットを女子高生に絞り込んでいる。ハードウェアも、女子高生がカメラに求める機能No.1の内側カメラを搭載しており、内側カメラ専用キーを配置。これを長押しすることで、どこでもメイクをチェックできる「ハンドミラー」が起動するなど、ティーン理想のデザインとなっている。

 ほかにもL-02Bでは人気雑誌「bea's up」とコラボしており、専用コンテンツをプリインストールしている。なお、今回発表されたSTYLEシリーズでは、各機種とも1,000種類以上のデコメ絵文字やデコメピクチャがプリンストールされている。

◆世界初の完全セパレートモデルは実用度満点

 PRIMEシリーズでの注目機種は、ディスプレイとキーボードが完全に分離する、世界初のセパレートスタイルが特徴のF-04Bだ。ディスプレイユニットをスライドさせると通常のテンキーが利用でき、ディスプレイユニットをキーボードから取り外すとキーボードユニットにQWERTYキーが現れるというユニークな構造になっている。

 ディスプレイとキーボードが分離できることで、長文メールの入力に便利なほか、キーボードユニットで通話しながら、分離したディスプレイユニットでメールや電話帳、スケジュールの確認、iモードやフルブラウザの検索、カメラでの撮影なども行える。また、テレビ電話利用時に周囲に通話内容を聞かれないなど、実用度は高そうで、単なるギミックではないことがわかる。

 完全に分離するとなると、片方を紛失してしまわないかと心配になるが、その辺も抜かりはなく、どちらかが見当たらなくなっても、一方を操作することで他方のユニットから音と光を出すことができる「ケータイサーチ」機能を搭載している。なお、オプションでワンセグや動画をスクリーンに投影できる「プロジェクターユニット」も用意される予定だ。

 なお、今回発表されたPRIMEシリーズには「ドラゴンクエストIII」「ドラゴンクエストもっと不思議のダンジョンMOBILE」「桃太郎電鉄WORLDなど、人気のゲーム6種類がプリインスールされている。

◆Windows Mobile 6.5搭載機が登場

 PROシリーズでは、コンパクトボディにタッチパネルとQWERTYキーを搭載し、OSにWindows Mobile 6.5 Proffesionalを搭載したSC-01Bが登場した。なお、既存モデルのT-01AをWindows Mobile 6.5 Professionalにアップデートするためのソフトウェアも12月以降に提供開始予定だ。また、3.7インチ大画面タッチパネルとQWERTYキーを搭載したSH-03Bも発表された。

◆注目の新サービス「オートGPS」と「マイエリア」

 今回の新製品で注目されるサービスが「オートGPS」と「マイエリア」の2つだ。「オートGPS」は、あらかじめ設定しておくだけで、GPSがバックグラウンドで定期的に測位し、位置情報を自動的にコンテンツプロバイダ等に提供し続ける機能だ。オートGPS対応のiアプリにより、たとえば目的地への最短経路情報や局地的な天気情報、周辺の観光・グルメ情報などをタイムリーに受信できるようになる。これにより、iコンシェルや地図アプリなどは、より一層便利になる。

 会場では具体例として東京ディズニーリゾートの例が紹介された。ディズニーリゾートの園内に入ると「Welcomeメール」が配信され、現在位置がファンタジーランドならば、その周辺の情報が「パーク内情報メール」として配信され、園外に出ると「Thank youメール」が配信されるというものだ。なお、今回発表された端末では10機種が、この「オートGPS」に対応している。

 また、「マイエリア」は、フェムトセル小型基地局を自宅に設置して自宅専用FOMAエリアを構築するサービスだ。自宅に基地局を置くことで、パケット通信が高速に利用できるほか、登録された端末の出入りを検知できるため在宅状況の確認などが行える。基地局はドコモショップで申込み、NTTドコモのスタッフがユーザー宅を訪問して設置する。設置にはNTT東西のBフレッツ回線が必要となる。初期費用は2,100円、月額使用料は980円で、自宅専用FOMAエリア内ではFOMA4回線までの同時接続が可能だ。今回発表された端末のうち13機種が自動的に「マイエリア」を利用可能になる(13機種以外でも、901i以降の機種ならば手動で利用可能)。
《竹内充彦》
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