【Tech・Ed Vol.2】共同作業・アイデア実現・どこでも利用——Office 2010で生産性向上 | RBB TODAY

【Tech・Ed Vol.2】共同作業・アイデア実現・どこでも利用——Office 2010で生産性向上

エンタープライズ その他

Office 2010 概要
  • Office 2010 概要
  • シニア テクノロジースペシャリストの中島史晶(左)とシニア プロダクトマネージャーの松田誠氏(右)
  • iPhoneにPowerPointデータを表示(キーノートにて)
 マイクロソフトがパシフィコ横浜で開催中の「Microsoft Tech・Ed Japan 2009」(パシフィコ横浜、26日〜28日)では、Windows 7、Windows Server 2008 R2、Exchange Server 2010、Office 2010などの新製品のほか、さまざまな技術情報やノウハウに関するセッションが開催されている。

 ここでは、シニア プロダクトマネージャーの松田誠氏、シニア テクノロジースペシャリストの中島史晶による「Office 2010 概要」について紹介する。セッションでは、「Office 2010の開発方向性」「エンドユーザー向けの開発ビジョン」「IT管理者向けの開発ビジョン」を中心に解説が行われた。

 「Office 2010」は、2006年11月(一般ユーザー向けは2007年1月)にリリースされたOffice 2007に続くバージョンで、2010年上半期の発売が予定されている。2007で採用されたリボン ユーザーインタフェース(リボンUI)を継承し、トラブルからの復旧が容易な「使いやすさと高い信頼性」、自動的に最適な結果を表示しユーザーが表現したい内容を実現する「理想の結果」、多種多様なワークスタイルやニーズに応える「多様性の確保」、オンラインによるテンプレートの提供やトレーニングの機会などを総合的に提供する「製品+サポート」の実現を目指し開発された製品という。

 「市場、ビジネス、IT環境のニーズに対応」「少ないコストと時間で最大の効果を」を開発ビジョンに、エンドユーザー向けには「より良い共同作業環境」「アイデアを実現する機能」「どこにいても使えるOffice」、IT管理者向けには「シンプルな展開と導入コストの削減」「プラットフォームとしての強化」が提供される。

 「共同作業環境」についてはWord、Excel、PowerPoint、OneNoteにおいて可能で、サーバ上のドキュメントに対して、複数ユーザーによるOfficeアプリケーションおよびWebブラウザを利用した共同編集が実現する。共同編集中は、ドキュメントの編集中の箇所にユーザー名が表示され、ほかのユーザーに対しては編集ができないようブロック。編集終了後はブロックが解除され、各ユーザーのドキュメントに編集内容が反映される仕組みがデモで紹介された。同じドキュメント内であっても、他のユーザーによる編集が行われていない箇所については編集可能なため、効率よい共同作業が行える。また、アプリケーションにより異なるが、PC対PC、ブラウザ対ブラウザ、PC対ブラウザでの共同編集が可能だ。なお、Webブラウザからの編集については一部機能が制限される。

 「アイデアを実現する機能」としては、全Officeアプリケーションで、関連する機能をタブでグループ分けしたリボンUIが採用され、リボンのカスタマイズも容易に行える。また、ペーストの際、ペースト オプションをポイントすることでプレビューが可能だ。さらに、ドキュメント作成後の処理をまとめた新機能「Microsoft Office BackStage」では印刷設定・プレビュー、プロパティの変更、共有などの機能がまとめられている様子が紹介された。また、Excelにてスライサーによる一括フィルタリング、スライサーの複数ドキュメントでの共有、データを容易にビジュアル化しトレンド把握をサポートするスパークライン機能などのデモが行われた。

 「どこにいても使えるOffice」としては、PCでの利用に加えモバイル環境やWebブラウザでの利用を実現。Windows MobileではWord、Excel、PowerPoint、OneNote、SharePointの利用が可能で、モバイルデバイスに保存されたドキュメントの参照および簡単な作業が可能となり、メールに添付されたドキュメントの閲覧もできる。またブラウザはInternet Explorer、FireFox、Safariに対応しており、たとえばiPhoneのSafariでOfficeアプリケーションが利用できるというわけだ。

 IT管理者向けの「シンプルな展開と導入コストの削減」については、ボリュームライセンス販売製品へのライセンス認証テクノロジ導入が説明された。認証形式はキー管理サービス(KMS)とマルチライセンス認証キー(MAK)が採用されている。また、仮想化への対応としてMicrosoft Application Virtualization(App-V)での展開をサポート。仮想コンピュータよりも少ないリソースでの利用が可能となり、削除や修復の一元的な管理も実現し、コスト削減とともに管理者の負担を軽減させる。

 「プラットフォームとしての強化」については、64ビットへのネイティブ対応、また「堅牢性の強化」「弱点を減らす」「不正利用の抑制」「操作性の向上」といった4層セキュリティ対策が紹介された。

 2007では法人向けに3製品あったラインアップを、2010では「Office Standard」「Office Professional Plus」の2製品として、「Office Standard」ではWord、Excel、PowerPoint、Outlook、Business Contact Manager、OneNote、Office web applications、Publisherを提供。「Office Professional Plus」ではこれにAccess、InfoPath、Communicator、SharePoint Workspace(旧Groove)が加わる。
《編集部》

特集

page top