米アップル、Macの最新OS「Snow Leopard」を9月発売——29ドルから | RBB TODAY
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米アップル、Macの最新OS「Snow Leopard」を9月発売——29ドルから

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Mac OS X Snow Leopardのイメージ
  • Mac OS X Snow Leopardのイメージ
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 米アップルは8日(現地時間)、Mac OS X Leopardのアップグレード版としてMac OS X Snow Leopardを発表した。9月より同社オンラインショップ「Apple Store(アップルストア)」、アップル直営店、アップル製品取扱販売店で販売する。アップグレード価格は29ドルを予定。日本における販売価格は後日発表される。

 Snow Leopardは、Mac OS Xの1,000以上のプロジェクトの90%を改良。Finderの反応を高め、Mailがメッセージをロードするスピードを85%高速化、検索速度を最大90%アップし、Time Machineの最初のバックアップが最大50%速くなったという。

 プレーヤーのデザインを一新したQuickTime Xを搭載しており、ビデオの視聴や録画、切り取りをはじめ、YouTubeやMobileMe、iTunesへの投稿などが容易に行える。Finder、Mail、iCal、iChat、Safariなどのシステムアプリケーションは初めて64ビットとなり、Snow Leopardが64ビットのプロセッサをサポートすることによってより大量のRAMの使用が可能となった。32ビットのアプリケーションとの互換性も保っている。

 Mac OS X Mail、Address Book、iCalにMicrosoft Exchange Server 2007のサポートを組み込んでおり、これらのアプリケーションを使って電子メールの送受信、招待状の作成や返答、グローバルアドレスリストを使ったコンタクト先の検索や管理を行える。Exchangeの情報はSnow Leopardの中でシームレスに使うことができるため、Spotlightの高速検索やQuick Lookプレビューなど、Mac OS X固有の機能を利用することができるという。

 さらに、視力に障害を持つ人でもこれまで以上に使いやすくする機能を追加。Multi-TouchトラックパッドがVoiceOverスクリーンリーダーに統合され、トラックパッド上をスクリーンのように1本の指でなぞることによって、ウィンドウやデスクトップの各部分を耳で確認しながら操作することができる。また、ワイヤレスのBluetooth点字ディスプレイに対応したほか、複数の点字ディスプレイを同時に接続できるという。

 なお予定価格は、一家5人までが使えるSnow Leopard Family Packは49ドル。IntelベースのMacを使うTigerユーザの場合は、Mac OS X Snow Leopard、iLife'09、iWork'09を含むMac Box Setが169ドル、Family Packが229ドルで用意されている。

 Mac OS X Snow Leopard Up-To-Dateアップグレードパッケージは、6月8日以降のLeopard搭載モデルのノート/デスクトップ用Macを12月26日までの間に購入の場合、送料込みの9.95ドルで提供。Up-To-Dateアップグレードは、購入から90日(ただし12月26日を過ぎる場合は12月26日)までの申し込みを必要とする。

 また、Mac OS XとWindows向けに、webブラウザ「Safari 4(サファリフォー)」を同社サイトにて無料ダウンロードを開始したと発表。2009年2月にベータ版を公開したが、大きな特徴は、IE 8の約8倍、Firefox 3の4倍以上のスピードでJavaScriptを実行できるNitroエンジンを搭載していること。また、Top Sites、Full History Search、Cover Flowといった機能を備え、HTML 5やCSS Effectsといった最新のweb標準に対応したことで、ブラウジングをより簡単に楽しめるものにするという。
《加藤》
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