同社のサービスは、テレビサービス「J:COM TV」、インターネットサービス「J:COM NET」、電話サービス「J:COM PHONE」(「J:COM MOBILE」)に大別され、これらを合わせたいわゆるトリプルプレイを提供している。1月に開催された決算会見では、2010年半ばまでにデジタル化100%を目指すことを発表した。現在ではテレビサービスに地上デジタル放送、BSデジタル放送、多チャンネル放送、VODが楽しめる「J:COM TVデジタル」を前面に推し出している。ちなみに、インターネット接続サービスでは最大160Mbpsの「J:COM NET ウルトラ 160メガコース」を提供しており、FTTHから同社の「J:COM NET ウルトラ 160メガコース」に乗り換えるユーザーは12%であるという。
基本的には他のケーブルテレビ事業者と営業エリアはバッティングしておらず、3〜4Gのアクセスラインを自前で敷設している。ただ、事業エリア外でも、電気通信役務利用放送事業者登録を行い、グループ会社であるジェイコム東京を通して東京・中央区(勝どき)の大型マンション「THE TOKYO TOWER」に超高速インターネット「J:COM NET 光」を導入するなど積極展開する。同マンションでは全戸に「J:COM TVデジタル」を提供している。