依田巽氏は、第21回からの取り組みを説明。レッドカーペットに代わり今年はグリーンカーペットが実施されることがすでに話題となっているが、「地球は人間を、人間は映画を作った」ことから映画人の使命として、また映画人としてできることとして、“Action! for Earth”をキャッチフレーズに、映画祭を通じて地球環境の大切さを訴えていくという。「自然と人間との共生」を根底のメッセージとしてもつ作品を集めた「natural TIFF部門」の新設やグリーンカーペット実施のほか、トヨタが今秋発売する超高効率パッケージカー「iQ」をオフィシャルカーに採用し、グリーンカーペットへスペシャルゲストを運ぶことも紹介された。なお、グリーンカーペットには、ペットボトルの再生(エコペット)素材を用いるといったところにも、エコを意識した取り組みが見られる。
既報のとおり、特別招待作品からオープニング作品としてジョン・ウー監督がトニー・レオン、金城武出演で「三国志」最大の逆転劇“赤壁の戦い”を映画化した「レッドクリフ part I」、クロージング作品として「ファインディング・ニモ」のアンドリュー・スタントン監督による感動の物語「ウォーリー」が上映される。全上映作品は、「第21回東京国際映画祭」公式サイトにて紹介されている。