シャープは20日、従来比約1/6のサイズを実現した検知距離1.5mの小型測距センサ「GP2Y0A60SZ0F」を発表した。サンプル価格は450円。サンプル出荷は9月30日、量産は11月より開始される。 測距センサは、パソコンやディスプレイなどのOA機器に搭載することにより、使用者の離席時に自動的にスリープモードに入るといった省エネ機能を実現できるため、OA機器に搭載しやすいようより一層の小型化が求められている。今回発表されたGP2Y0A60SZ0Fは、光学設計技術を駆使することでレンズと受光素子の小型化と双方の間隔を短縮したほか、抵抗やコンデンサなどに取り込んだICの新規開発などにより、大幅な小型化を実現した。サイズは22.0×8.0×7.2mmで、赤外線を応用した三角測量方式の採用により、精度の高い検知が可能となっている。