モバイルブロードバンド協会(MBA)は26日、ハードウェア分科会とアプリケーション分科会が合同で実施した、無線LANの実用実験の報告書を公開した。「無線LANの実験IV — 教室に於ける無線LANの実用可能性 —」と題したPDFファイルとして公開された。 無線LANを利用して教材等を一斉にダウンロードする教室というシチュエーションで、基地局装置を3台設置し、約80名の大学生の協力を得て実際の授業時間に実験を行った。学生が個々にPCを持参し、授業に必要な資料を一斉にダウンロードするという想定で、端末PCが自由にローミング可能な条件と、接続先基地局を誘導するよう設定された条件とを比較するなどしたものとなっている。実験は、FTPサーバーへのログインとダウンロード、DHCPログ、ローミング、経由基地局別サーバー接続数、TCPDUMPなどさまざまな観点から、成否を分析したものとなっている。 無線LANによる配信が可能となれば、教室の全座席にLANを設置する必要などがないため、コスト減につながると同報告書ではしており、この実験はその可能性を実践的に探るものとのこと。なお報告書は、本編・資料編(計100ページ超)の他に概要版も併せて公開されている。
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