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OKI、指紋認証LSI「ML67Q5250」用ソフトウェア開発キットをバージョンアップ〜タッチセンサーへ対応

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指紋認証LSI「ML67Q5250」用ソフトウェア開発キット
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 沖電気工業(OKI)は20日、マッチ・オン・デバイスを特徴とする指紋認証用LSI「ML67Q5250」のソフトウェア開発キット(SDK)をバージョン2としてリリースした。本SDKは、指紋認証システムの開発に必要な評価ボードおよびソフトウェア一式を含むパッケージ商品となっている。

 すでにリリース済みのSDKでは、指をスライドして指紋画像を取り込む「スライドセンサー」のみに対応していたが、指を表面にタッチして指紋画像を取り込む「タッチセンサー」にも対応した。ドアロック、アクセスコントロール、ID端末など、使用者の年齢層が幅広いアプリケーションにおけるタッチセンサーのニーズが高いためとのことで、これにより「ML67Q5250」に内蔵する指紋認証アルゴリズムを用い、低消費電力と高速処理を両立した組み込みシステムをタッチセンサーでも実現できるようになった。

 今回のバージョンアップでは、使用環境に合わせていろいろな種類のタッチセンサーが採用されることを想定して、接続対象のセンサーを限定せず、ユーザが希望するセンサーを容易に接続できるソフトウェアインターフェイスが追加された。このソフトウェアインターフェイスを利用することにより、タッチセンサーと指紋イメージを取り込むドライバーソフトを用意するだけで、「ML67Q5250」を使用した指紋認証システムを短期間に開発できるとのこと。

 SDKの構成は、ML67Q5250 CPUボード(表示用7セグメントLED、デバッグ用SRAM、スイッチ類など)、AES2510 センサーボード(AuthenTec社製スライドセンサー搭載)、CD-ROM(ソフトウェア一式)、各種ソフトウェアおよびそのマニュアルとなっている。
《冨岡晶》
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