【富士通フォーラム2008 Vol.11】人手を省けば人的ミスは減る——テンプレートでストレージ設定手順を最大90%削減 | RBB TODAY
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【富士通フォーラム2008 Vol.11】人手を省けば人的ミスは減る——テンプレートでストレージ設定手順を最大90%削減

エンタープライズ その他
ブースで説明するソフトウェア事業本部の佐藤亜紀氏と前田実氏
  • ブースで説明するソフトウェア事業本部の佐藤亜紀氏と前田実氏
  • 活用/適用イメージ
  • 「Storage Volume Configuration Navigator」画面に構成テンプレートを読み込んだ様子
  • 装置設定中のメッセージが表示され、設定が完了した様子
  • 設定した実機の情報を「関係管理」画面に表示した様子
 「富士通フォーラム2008」では、SANストレージ「ETERNUS2000」を設計レス、ワンタッチ操作で簡単導入できるデモを行っている。ユーザー操作は、あらかじめ用意された構成テンプレートを読み込んで適用するだけでよいため、設定作業を従来より最大90%削減させることができるというもの。これにより、作業の大幅な簡素化と人的ミスを防止することができる。

 本デモブースでは、ETERNUSの統合管理ソフトウェア「ETERNUS SF Storage Cruiser」を使って実際に「ETRNUS2000」を導入するまでの一連の画面操作デモを体験することができる。まず構成テンプレートを「ETERNUS SF Storage Cruiser」の「Storage Volume Configuration Navigator」画面から読み込む。次にストレージのIPアドレスを入力し、装置設定を実行。これで設定作業が完了する。

 「ETERNUS SF Storage Cruiser」の構成テンプレートを活用した場合、設定にかかる手順数は40から5へ、入力項目数は73から4に削減できるという。従来の設定作業では1〜2時間かかるところ、デモで設定に要した時間は1分半ほどであった。

 デモに使用された「ETRNUS2000」は、2Uのコンパクト設計で高さ約88mmから導入可能なエントリーディスクアレイ。構成テンプレートには、富士通が用意したものを利用できるほか、管理者が「ETERNUS SF Storage Cruiser」上でカスタマイズして利用することも可能となっている。本機能は、「ETERNUS2000」の教育を受けて高いスキルをもたなくてもGUIを使って簡単に構成設定できることを目指しているという。そのため、カスタマイズによって推奨しない構成が適用されてしまうのを防ぐために、「ETERNUS SF Storage Cruiser」側でチェックする機能も備えている。

 これらの機能は、今年7月末より「ETERNUS SF Storage Cruiser」に搭載予定で、当初は「ETRNUS2000」向けのみとなるが、「ETRNUS4000」への対応も予定されている。また、富士通提供のテンプレートは7月末の開始時点では数種類で、その後順次増やしていく。

 「ETERNUS SF Storage Cruiser」は、上記のほかにも、既存の構成設定をグラフィカル表示できる機能もある。これを現状の構成確認に利用できるほか、既存の構成をカスタマイズして増設ディスクに適用するなど、導入時だけでなく運用やバックアップのシーンにも活用可能となっている。
《柏木由美子》
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