総務省、ソフトバンクモバイルに対して設備管理に関する指導 | RBB TODAY
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総務省、ソフトバンクモバイルに対して設備管理に関する指導

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 14日、総務省は、4月から5月にかけて発生した3件の重大事故に対して、電気通信設備の適切な管理を徹底する指導を文書で行った。

 3件の重大事故とは、4月9日、5月5日、5月6日に発生していたサービスが利用できなくなる障害で、1か月間に集中したことを重く見て文書による指導となった。今回の指導では、6月13日までに再発防止策や予備設備などの点検や対処についての報告書の提出も求めている。

 この指導に対して、ソフトバンクモバイル広報は、期日の6月13日までに、再発防止策の報告、障害のあった設備以外の設備、予備設備の点検、点検において確認された問題点の対策を報告する予定でいるとのことだ。また、4月9日、5月6日の障害については、エリクソンの交換機システムに含まれていたバグが故障の原因として、損害賠償の検討を示唆している。

 3件の事故の概要は以下のとおりだ。

4月9日の重大事故
発生日時:平成20年4月9日(水)18時09分〜23時41分(5時間32分)
影響サービス:第3世代携帯電話の音声通話発着信不可
影響範囲等:全国の約87万ユーザー
原因:在圏位置登録装置電源部の両系故障

5月5日の重大事故
発生日時:平成20年5月5日(月)3時37分〜6時45分(3時間08分)
影響のサービス:第2世代携帯電話の全サービス利用不可
影響範囲等:秋田県全域、青森県、福島県及び宮城県のそれぞれ一部地域の約4.4万ユーザー
原因:移動体通信交換機の両系故障

5月6日の重大事故
発生日時:平成20年5月6日(火)6時29分〜11時13分(4時間44分)
影響サービス:第3世代携帯電話のパケット通信サービス利用不可
影響範囲:東京都東部、千葉県西部及び埼玉県南部のそれぞれ一部地域の約64万ユーザー
原因:パケット交換機の両系故障
《中尾真二》
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