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東芝、ソフトウェア制御が可能な携帯電話/家電製品向けアナログ回路内蔵マイコン

エンタープライズ その他
開発したソフトウェア制御機能搭載マイコン
  • 開発したソフトウェア制御機能搭載マイコン
 東芝は23日、ソフトウェア制御を利用した携帯電話/家電製品向けマイコンを発表した。今後、加速度センサや圧力センサなどからの入力を想定したマイコンの開発を進め、2008年末よりサンプル出荷を行う予定だ。

 今回開発されたマイコンは、加速度や温度などセンサから取り込んだ情報を処理するアナログ回路とこれをソフトウェアで制御する機能をワンチップ化したもの。これにより、基板作成において部品点数を20%から50%削減するとともに調整などの開発効率も20%から50%向上させられるとしている。また、ソフトウェアで素子から出力される信号の補正やタイミングなどの調整ができるため、出荷後の機能変更などにも簡単に対応できる。

 主な特徴は、ブリッジ抵抗タイプのセンサから検知信号を直接取り込み、ソフトウェアによるオフセット補正や平均化処理といった検知信号の調整や補正が行える。このほか、ソフトウェアによる検知信号の値による動作制御、検知タイミングの設定、出力形式の設定などアプリケーションに応じた動作を実現する。

 電源電圧は2.2V〜3.6V、最大動作周波数は4〜5MHz、400kHz。パッケージはVQON44(5.3×5.3mm、0.65mm厚)、WLCSP(3.5×3.5mm、0.9mm厚)。
《富永ジュン》
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